久しぶりに友人と話しました。
「義母さんはその後、どうですか?」
以前にも書いたこちらの義母さん、認知症が進んでるけどお元気。
「今も自宅に様子を見に行ってる」
頻繁に電話がかかってくるそうですが、彼女も義母さんとの付き合い方がわかってきたらしく、自宅に居たいという義母さんを尊重してサポートしているそう。
えらいなぁ。
「だけど困るのは通販!」
スポンサーリンク
通販番組を見かけると欲しくなって電話してしまう義母さん。
商品が送られてくると「こんなの頼んでない!」
ときどき配達員に受け取り拒否して困らせることがあるとか。
友人は慌てて駆けつけて、荷物を受け取り義母さんの代わりに返品手続きをする。
「今までどれだけ返品したかわからない!」
返品できなかった商品もたくさんあり、賞味期限が切れたものも義母さんの家に(勿体ないから)とそのままにされている。
こっそり処分しようとしても、そういうときには認知症が発動しない。
「勝手に処分した」と怒るので片付けもままならない。
「よくもまぁ、高齢者向けのサプリメントがこんなにたくさんあるものだなって思うくらい、みんな種類が違うのよ」
友人は自嘲気味に言った。
スポンサーリンク
企業によっては、
「今後は注文が入っても商品を送らないようにしますね」
と言ってくださるところもあるらしい。
ありがたいサービス!!
オペレーターから
「もし、お母様から商品が届かないんですけど、というお問い合わせがありましたらどうしましょう?」
「電話を切った時点で注文したことを忘れてますから問い合わせはいきません!」
義母さんの認知症とはこういうことなのだ。
友人は通販番組を映らないようにした。
けれども、またいつの間にか通販番組が映るようになっている。
義母さんはよっぽど通販番組が見たいのだろう。
友人は面白く話してくれるので、まるで落語のように聞こえるが、当事者は大変だろうなと思う。
友人はアドバイスが欲しいわけでもなく、ただただ聞いて欲しいのだろうと思って、笑って聞いた。
聞いてもらってスッキリできるうちは、義母さんの世話をまだがんばれると思う。