遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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認知症行方不明は警察に通報 & 地域が連携して認知症行方不明の人を捜す「SOSネットワーク」にも連絡を

認知症行方不明は警察に通報 & 地域が連携して認知症行方不明の人を捜す「SOSネットワーク」にも連絡を

認知症の家族が行方不明になったら警察の通報しますよね。

しかし、「SOSネットワーク」に連絡を思いつく人はどれほどいるでしょう?

「SOSネットワーク」とは地域が連携して認知症行方不明の人を捜す県と市町村が運営する仕組みです。

SOSネットワークで地域の郵便局、コンビニエンスストア、タクシー会社などの企業、地域住民などが認知症行方不明の人の捜索に協力をお願いすることができます。

また県外への協力も依頼してくれます。

隣の県で発見されることもありますので、SOSネットワークへの連絡は大事です。

 


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「SOSネットワーク」は事前登録が可能です。

事前登録をしておけば、万が一、認知症の家族が行方不明になっても登録した情報をもとに、速やかに捜査できます。

事前登録してなくても、行方不明になった時点で「SOSネットワーク」に連絡&情報を登録すれば大丈夫ですが、登録に多少の時間がかかるため、数時間でも惜しいことでしょう。

 

しかし「SOSネットワーク」の問題点は自治体によって活用されているところと、されていないところの差があります。

お住まいの自治体(役所)で詳細をご確認ください。

例として、神奈川県認知症等行方不明SOSネットワークはわかりやすい情報をサイトにアップしています。

参照リンク 神奈川県認知症等行方不明SOSネットワーク - 神奈川県ホームページ

 

2023年にはSOSネットワークのおかげで認知症の高齢女性が無事保護されたニュースがありました。

 

市バス運転手ら、認知症女性を保護 お見事連係プレー その仕組みは 

 

 横浜市港南区で10月、市営バスの運転手と営業所の職員が「連係プレー」で、行方不明になった認知症の高齢女性を見つけ出す出来事があった。

行方が分からなくなって約10時間後という早期の発見を可能にしたのは、運転手らの機転に加え、自治体が進めている、ある取り組みだった。

 

10月24日、日がすっかり暮れ、肌寒くなった午後9時半ごろのこと。

港南区の市営地下鉄上永谷駅近くにあるバス停から、1人の女性がバスに乗り込んだ。車内の運賃箱の前で前払いに手間取り、終点に到着してもなかなか降りようとしない。

運転手の尾西政弘さん(54)は様子がおかしいと感じながらも降車を促すと、女性はバスを降りてゆっくり歩き出した。

 「あっ、そういえば昼に無線で聞いた人かもしれない」。

尾西さんは終点のバス停を出発後、ふと思い出した。

 

神奈川県内の自治体が運営する認知症高齢者等SOSネットワーク」に登録された行方不明者の情報が、バスの無線を通じて各運転手にも共有されていたのだ。

「緑色のカーディガン」。

尾西さんは無線で聞いていた着衣の特徴が女性と同じだったことに気づき、慌てて営業所に連絡した。  

 

参照記事 市バス運転手ら、認知症女性を保護 お見事連係プレー その仕組みは | 毎日新聞

 

なんだか変だな、と思いつつ、認知症とわからないんですよね。

情報が共有されていたおかげで、行方不明の高齢者だと気がついてもらえ発見に至りました。

ふー!危ない!

バスで移動されたら家族では探せないですよ。

 

先日、母に緊急連絡先カードを携帯するように送りました。

施設で暮らしているのですが、急に認知症を発症したら、という心配もありますし、身分証明書には実家の住所が掲載されていて、そっちに帰らされても困っちゃう。

 

母と話したら、

「施設から外出するとき、いつも施設の住所を書いたカードを持ってって!と渡される」

と教えてくれました。

そうなの!?

施設も対策をしてくれていました。ありがたいです。

 

母には、

地震や災害で動揺してうまく話せなかったり、困ったらそのカードを見せるのよ?」

伝えました。

 

情報をQRコードで読み取ってもらうキーホルダーも人気です。