地震と高齢母
高齢母にはいつも「地震が来たらしゃがんで、頭を守ってね。ケガをしないためよ!」と伝えています。
「はいはい、しゃがむんでしょ」
母は耳にタコな態度だけど、実際に地震がきてもできないかもなぁ、と思っています。
「しゃがむ練習してみてね、咄嗟にしゃがめないでしょう!?」
高齢母は咄嗟にしゃがむことはできないはず。
過去にも「しゃがんで」と伝えた記事を書いてます。
・マグニチュード4.0以上の地震 3月は「195回」。高齢母にお願いしたこと
避難場所についても、あれほど伝えているのに「スーパーへ行こうかしら」という母。
地震が起きた日に「外出しないでね」とお願いしたのにスーパーへ出かけた母。
振り返ったらイラッとしてきました(^_^;)
そんな高齢母の地域で、先日そこそこの地震がありました。
母は「地震があったときベッドにいて、どうしようかと思ったわ!」
「ベッドのときは布団をかぶってね、って言ったじゃ無いの...」
地震で咄嗟にベッドの下に潜り込むのは無理だし、下手に動いたほうが捻挫や骨折の可能性があります。
せめて布団をかぶって、窓ガラスが割れたり、壁の崩れた破片から身を守る努力をして欲しい、と伝えていました。
「この施設の窓ガラスは丈夫だから割れないわよ!」
えー!?
先日、能登半島地震があったのに危機感がまったくない。
これまでそこまで大きな地震が無かったから、地震が来ないと思っているのか。
そう言えば能登半島でも「80年生きてるけどこんなことはなかった!」とインタビューに答えてらっしゃった高齢者がいました。
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だけどもさ、私は母の施設からちょっと離れた地域で大昔、300年ほど前かな大地震があったことを伝えています。
その活断層がふたたび活発になったら母の地域でも大きく揺れると思います。
「買い物中に地震がくることもあるかもしれないよ」と言ったら、
「そうか!そうね!そういうこともあるか!」だって。
買い物中は地震がこないと思っていたような口ぶりが怖い。
小さな地震でも高齢母はケガするかもしれないし、そのケガがもとで歩けなくなるのが怖いです。
無駄かなぁと思いつつ母には口を酸っぱくして地震対策を伝えています。