褥瘡手術が簡単に!?超音波デブリードマン装置『ウルトラキュレット』
父は車椅子に長時間座っていて、軽度の褥瘡(床ずれ)になったことがありました。
現在は予防のクッションで改善されました。
褥瘡が重篤になると外科手術、褥瘡手術(デブリードマン)が必要になります。
デブリードマンでは壊死組織(皮膚やその下の組織の死がい)を、メスなどを用いて切り取ります。
そのデブリードマンを超音波で処置できる国内初の装置『ウルトラキュレット』があります。
グンゼ株式会社の連結子会社が開発し、2021年1月から医療機関に販売しています。
『ウルトラキュレット』は保険適用です。
デブリードマンは、褥瘡や下肢潰瘍などの創傷治療において、壊死組織や感染組織の切除は治療において必須とされる重要な手技です。
超音波デブリードマン装置を使用することにより、細菌(バイオフィルム)の軽減、出血量の低減、治癒率の向上が報告されています。
参照リンク
国産初超音波デブリードマン装置「ウルトラキュレット®」を販売開始 国内ニーズを取込み小型、低価格化を実現 | ニュースリリース | 企業情報 | グンゼ株式会社
スポンサーリンク
褥瘡手術にも種類があることを念頭に覚えておけば、いざというとき役立つかもしれません。
というのも、『ウルトラキュレット』は軽量でコンパクト
在宅などの処置への携行が可能なのです。
自宅で褥瘡の処置が受けられれば、入院の必要も無いし、病院に送迎する必要もありません。
患者や家族の心身の負担だけで無く、費用的にも助かると思われます。
『ウルトラキュレット』を導入していない訪問医(医師が自宅に訪問して診療する)ですと、メスでの褥瘡手術しかすすめられないと思います。
訪問診療医を探すには、
・病院の担当医や地域連携室、相談室などから紹介を受ける
・住んでいる市区町村の地域包括支援センターで相談する
・介護保険を利用している人ならケアマネジャーに相談する
この3つの手段があります。
『ウルトラキュレット』を導入している医師にセカンドオピニオンを聞きたい旨を相談すると良いと思います。