遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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去年、行方不明となった認知症高齢者は約1万8千人

認知症の高齢者が行方不明になるケースが全国で相次いでいて、

去年、行方不明となった認知症高齢者は約1万8千人(警視庁まとめ)とのこと。

認知症患者の命を守るためにはどうすればよいのかTBS NEWS の特集を見ました。 

 


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富山県のある地域は用水路が多く認知症の高齢者の転落死が多いです。

映像で認知症の高齢者は角を曲がるのに用水路ぎりぎりを通りヒヤッとさせました。

行政は用水路は広域にわたるので対策が難しい、と言います。

 

そりゃ、一気にやるのは難しいけれど段階的に取り組めば良いのでは?

っていうか、以前から高齢者の転落事故は何件か発生してたのに対策をしてこなかった結果では?

映像を見た限り「何もしてない」という印象を受けました。

 

映像で富山市には、認知症の高齢者を捜索するシステムがありました。

ところが、行方不明になった認知症のKさんのケースでは活用されなかったのです。

認知症の高齢者として事前に登録してなかったからです。

しかも、そのシステムがあると家族は知らなくて登録してなかったのです。

 

富山市の担当者はインタビューで、

「登録した方であれば徘徊が発生した時に情報が配信される仕組みになっています。

 途中で登録するということですか?

 それはないですね」

 

え!Kさんが亡くなった後も改善されてないんだ!

富山市のシステムが機能してない印象を受けました。

改善するには、他府県の用水路の多い地域を参考にさせてもらうのも良いでしょうし、地域住人に協力してもらうのも良いと思います。

「転落しそうな危険な用水路の場所」の割り出しを地域住人に教えてもらえれば優先順位が決められるでしょうし、今後の認知症高齢者の捜索に役立つかもしれません。

ご家族にも、当時、何に困っていたか聞き取りをして活かすのも良いと思います。

映像で、ご家族が「どうして目を離してしまったのか」など悔やまれている様子に胸が痛みました。

 

 動画・TBS NEWS 認知症の高齢者 行方不明“過去最多”に、20キロ離れた場所で死亡のケースも… 捜索システムに課題