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遭難高齢夫婦、4日ぶり救助。捜索の手がかりになったのはGPSアプリ。

遭難高齢夫婦、4日ぶり救助。捜索の手がかりになったのはGPSアプリ。

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 岐阜県本巣市の「左門岳」で70歳と66歳の高齢夫婦が遭難し、4日ぶりに救助されました。

夫婦は、月に1~2度は山に登っていたほどの登山愛好家でした。

山頂にたどり着き景色を見たあと、全く違う方向へ下山し遭難しました。

10年以上前には、登りやすい山と紹介されたことがあったそうなので、さほど険しい山ではないのでしょう。

しかし、左門岳は『やぶ山』という部類に属し、藪だらけで看板もなく、下山する時に道を間違えやすい山だそうで、現在はベテラン向きとのこと。

登山愛好家の高齢夫婦が登るのにぴったりの山だったことが伺えます。

 

参考ニュース 

“やぶ山”で遭難した高齢夫婦が無事発見…役立った登山者向け“アプリ” 捜索の手がかりに(東海テレビ) - Yahoo!ニュース


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翌25日、息子が捜索願を出し、消防と警察や地元の山岳救助隊が捜索活動を続けました。 

そして、行方不明から4日後の28日、夫婦のワゴン車が見つかった場所からおよそ3・5キロ離れた関市板取川の「銚子滝」の近くで、夫婦が手を振っているのを県警の航空隊員が見つけました。 

  

今回、夫婦の発見に役立ったのが、登山者用の地図アプリ「ヤマップ」。

携帯の電波がつながらなくても山の中で現在地を確認できるGPSアプリです。

 

高齢夫婦がこのアプリを使用したことが分かり、残された情報から夫婦の居場所の特定に至りました。 

地図アプリ「ヤマップ」は登山の記録が簡単に作れます。

救助隊は夫婦の歩いたルートをたどり発見に至りました。

つまり、銚子滝周辺にいるだろうと予想して、捜索の範囲を狭めることができたようです。

GPSによる現在地は滝つぼに邪魔されて受信できなかったのかもしれません。

どの時点でアプリの利用がわかったのかは不明ですが、多分、息子さんは知らなかったんじゃないかな。

 

家族によると、夫婦は日帰り登山の予定で食料をほとんど持っていなかったため、4日間、滝近くの岩の隙間に身を隠し、沢の水を飲んだり、焚き火をしたりして救助を待ったということです。 

無知な遭難者だったら低体温で死んでるんじゃないかしら。

無事に見つかってよかった!

 

今回は活躍しませんでしたがヤマップに「みまもり機能」が2019年7月から提供されています。

このサービスでは、たとえ電波が届かない場所であっても、YAMAPユーザー同士が山ですれ違うと、互いの位置情報を交換。

どちらかがオンラインになれば、相手の情報をYAMAPサーバーへ送信してくれます。

山行中のGPS位置情報を、家族や友人などに随時通知することが可能になり、

「いま、おとうさんはここを登っているんだね」

と確認できます。

すごい時代です。

 

登山と言えば、私は植村直己さんを思い浮かべます。

1970年、世界最高峰エベレストに日本人で初めて登頂した登山家です。

植村直己物語という映画にもなっています。

彼は行方不明になったまま。

GPSがあったなら、どうにか発見できたのではないでしょうか。

でもまぁ、山が大好きな方なので、山で眠るのも悪くないのかな?

 

先日に山菜採りの遭難対策にGPSをおすすめしたところでした。

スマホをお持ちなら、地図アプリ「ヤマップ」のダウンロードはいかがでしょうか。

ダウンロードしたら、家族や親しい友人に伝えておくと良いですね。

 

関連リンク 株式会社ヤマップ | あたらしい山をつくろう。