遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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認知症のYさん。

 

認知症のYさん。

 

認知症のYさんが母に「ここは日本ですか?」と質問しました。

母は「日本ですよ」と答えますが、また同じ質問をするそうです。

Yさんは海外で仕事の経験があり、その頃の記憶が人生でいちばん良い思い出なのでしょう。

認知症は「自分がいちばん良い時代」に逆行すると言われています。

 


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ヘルパーさんがときどき英語でYさんに話しているのを見かけるそうです。 

「へー!すごい。英語を話すヘルパーさんがいるの?」

「いるわよ」

ヘルパーさんは臨機応変に対応しなきゃいけないから大変だ。

母の施設は認知症専門ではないので、余計にエラいなと思う。

 

母が「Yさんは同じ質問するから嫌になっちゃう」

答える義理もなく、無視して通り過ぎることもできる。

けど、母は質問されるのが嫌なのではなくて、自分が同じ答えを返すのが嫌なのだと思う。

「じゃあ、今度は(県名)(町名)ですよ、って答えたらどうかな?」

「あぁ、やってみるわ」

 

Yさんは紳士的な認知症で、面白い話もするので人気があるようです。

みなさん会話に付き合ってらっしゃるそうです。