遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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認知症の祖父が謎を解き明かす『名探偵のままでいて』2023年・第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作】

 

2023年・第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作

名探偵のままでいて

認知症の祖父が謎を解き明かす、と聞いてなにそれ!面白そう!

 

作者の小西マサテルさんは、ラジオ『ナインティナインのオールナイトニッポン』で構成作家ということもあり受賞が話題になっています。

 

『名探偵のままでいて』あらすじ

 

小学校教師の27歳の女性・楓と、

71歳で認知症を患い介護を受けている祖父との物語。

祖父は「レビー小体型認知症」だったため、幼児退行するようなことはなかったものの、幻視や記憶障害などの症状が現れていた。

しかし、楓がある時ちょっとした謎を持ち込むと、祖父はそれに対する鮮やかな解答を語ってくれた。

それ以降、楓は身辺で何か事件が起こると、祖父のところへ相談に行くのだが、やがて彼女の人生に関わる重大な事件が起こる……。 

 

小西さんのお父様が認知症だったことからこの作品を思い付かれたそうで、小説ではあるものの、認知症の理解が幅広い世代に伝わるといいなと思いました。

 

本作を執筆する直接的なきっかけは、長らくレビー小体型認知症を患っていた父の存在でした。

 5年以上にわたり妻と介護を続けるうちに

「世間にこの認知症への誤解があまねく広がっていることに気がつきました。

この病気への理解を深めたい、せめて興味を持ってもらいたい──そう強く思ったうえでのアプローチのかたちが、私にとってはミステリでした。

自分の場合は亡父への想いをこの作品に仮託していて、どうしてもこの作品でデビューしたいという強いこだわりがありました」

 

参照記事 『このミス』大賞に『ナイナイANN』構成作家の小西マサテル氏 執筆きっかけは「認知症の父の存在」 | ORICON NEWS

 

小西さんのお父様は施設に入所されていたようです。

かかりつけ医のおかげで症状も改善し、ほとんど普通のおじいちゃんレベルまでになったそう。

認知症は「もう歳だから」と放置は良く無いんだなと思います。

 

東京に呼んで僕の家から徒歩5分ほどのところにある施設に入居してもらいました。

参照リンク 「ナイナイANN」構成作家・小西マサテル、『このミス』大賞受賞作を発売…ナイナイ・南原清隆・渡辺正行からの言葉も明かす(WEBザテレビジョン) - Yahoo!ニュース

 

それにしても、どうやって 認知症の祖父が謎を解き明かすのか?

小説が気になります。

ミステリーは苦手なんですが興味があります。