認知症が悪化し、連日トイレを汚していたKさんは下痢が止まらなくなり衰弱して入院しました。
申し訳ないけれど、おかげでトイレが快適になりました。
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そして、認知症のLさんも症状が悪化して職員の手助けが多くなっていました。
先日、ひとりお亡くなりになり、その部屋へLさんは移動しました。
そのフロアには職員ステーションがあるので、すぐに駆けつけることができます。
Lさんが職員の目の届きやすい部屋に移れて良かったと思います。
Lさんは夜中に徘徊するので、部屋の鍵を締められていました。
夜中、ドアを開けようとガタガタ、ガタガタ。
想像すると怖い!
母が夜中にトイレに行くと、ドアがガタガタするので、
「お化け屋敷みたいよ!」
笑っていました(でもストレス)
「Lさんが移動したおかげで夜が静かになったわ。ありがとう」
母は仲の良い職員さんにお礼を言いました。
本来は母が言うことでもないのだけれど、
「やりがいに繋がるような良いことは伝えてあげてね」
と私は日ごろから伝えているので、実践してくれています。
職員さんは母の言葉を聞いて、
「あら、寂しくなったんじゃない?」
ふたりで大笑い。
仲の良い職員さんは、母にあわせてちょっとひねりのある会話をしてくれるので、母も楽しいようです。
入所している高齢者さんとは会話が成立しない人が多数なので、職員さんとのまともな会話は助かります。
母は自覚が無かったようですが、声が弾んで明るくなっていました。
トイレに行くときにドアをガタガタされないし、
トイレも汚れていないので、ストレスが減ったようです。
認知症で仕方の無いことですが、母のストレスが減ってホッとしました。
ずっと話していたので、相当ストレスなんだろうなと感じていましたから。