退院と赤飯を配る
Oさんが退院されました。
1月上旬に入院されて、下旬に退院されたので症状は軽かったよう。
月を跨ぐと、2月上旬に退院しても上限満額支払うことになるでしょうから、1月下旬に退院されたのは経済的でもあります。
ともかくOさんが施設に戻って来て母は喜んでいます。
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Oさんが施設へ戻ってきたとき、母はたまたま玄関近くにいてお出迎えできたと言います。
しかし、Oさんはまだ本調子では無いらしく、意識がホワーッとしてたみたい。
「高齢者は入院するなどして、環境が変わると一時的に認知症のような症状が出たりすることがあるよ」
母に教えました。
Oさんから母に赤飯のお裾分けを頂きました。
退院のお祝いに赤飯を配る風習があったわ!
近年は赤飯を配る家が少ないので、すっかり忘れていました。
この風習はみなさんの地域でもありますかね?
お見舞金をもらった相手に、快気祝いに洗剤ギフトセットなどのお返しはしますよね。
「おめでたいものだから、ご利益あるかも。
けれど時間が経つと傷むから、食べられなかった分は捨ててね」
おにぎり程の大きさだったので、母はペロリと夕食前に平らげたとのこと。
「食事量が少ないから、これくらい平気で入るわよ」
施設で出される食事だけ食べていれば痩せるはず。
他の入所者さんからお裾分けもあって、母はまるまる太っているままです。
「少しだから、大丈夫」と母は思っているようです。
血液検査の数値が徐々に戻りつつあることを指摘して、せめて次回の血液検査まで間食は止めるように言いました。
ある人が健康診断の人間ドックが終わったので、お酒を飲んだ、と言っていたので母に話しました。
「人間ドックが終わったからって、お酒を飲むのは間違いよ」
うわー、人にはめちゃくちゃ厳しい。
昔から母は自分のことを棚にあげるのが得意なのです。
母に「血液検査が終わったからって、間食をするのは間違いよ」と言ってあげましょうか。
「Oさんの退院にはお嫁さんが来てくれたの?」
と聞くと、なんと孫の嫁!がOさんの退院の付き添いをしたとのこと。
孫の嫁って、ほぼ他人じゃん。
すごい。
親戚付き合いは母はしてますが、私はほぼしてませんので、濃い親戚付き合いしている人に感心してしまいます。
想像ですが、気心の知れた嫁ではなく、孫の嫁がお迎えに来たので、Oさんは気を使って疲れたので、意識がホワーッとしていたのではないでしょうか。
「あぁ、そうかもしれないわね」
母が頷きました。