遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


スポンサーリンク

納得しないと気が済まない母の性格。

f:id:caigo:20210901184821j:plain

母と仲良しの入所者さんで、心臓の手術を受けたSさん。

退院後、お元気そうだったけれど

「この頃、ちょっと変なのよ」

と母が言う。

 

どうしたの?と聞くと

彼岸花の話になったけど、彼岸花を知らないって言うの」

確かにそれは変だ。

 

f:id:caigo:20211018182952j:plain

秋になると川沿いに彼岸花が咲いていて、地元で馴染みの深い花。

彼岸花を知らない高齢者はいない。

 

「・・・あまり気にしないようにしている」

母は言うけれど、会話を楽しめる相手がいなくなった。

Sさんの症状が一時的なものなら良いのだけれど。

 


スポンサーリンク

 

連日、母が「Sさんの様子が、、、」と言う。

気になるものは気になるのだろう。

 

「心臓の手術を受けて、体が本調子ではないんじゃない?」

「そうかもしれない」

母はそう返事したけれど、まだSさんの症状が不思議みたいで「Sさんの様子が、、、」と翌日には言う。

 

うーん、私も考えて。

「そうだ!薬のせいじゃない?

 術後に処方された新しい薬の影響かも

 Sさんに合って無いか、眠気が強い薬だと頭が回らないと思う」

「そう言えば、Sさんは眠くて仕方が無いと言ってたわ!

 薬のせいかもしれないわね」

 

f:id:caigo:20181012093917j:plain

 

母にはこの説がいちばん説得力があったらしく、それきりSさんのことについて言わなくなりました。

納得しないと気が済まない母の性格。

「へー、そうなの」と放置してもいいけれど、母の体に良くない気がして付き合うことにしています。