医療・介護に役立つデジタル・トランスフォーメーション(DX)とは?
デジタル・トランスフォーメーション(DX)ってご存知ですか?
ピンッときませんでしたが、看護師1人で最大200人の在宅療養を見守りできる、と聞けばなんと便利な技術!
DXとは企業がデジタル技術を使って自社のビジネスを変革していくこと。
経済産業省はデジタル・トランスフォーメーションオフィスを2018年に設置し取り組んでいます。
DXを医療や介護に取り入れることで、便利になってきていることがわかりました。
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問題
例えば、僻地のかかりつけ医。
僻地では医師や看護師不足ですが高齢者は多いです。
夜中の呼び出しや休日でも電話がかかってきます。
しかし医師や看護師が24時間365日のサポートを行うには無理があります。
また、診療所の多くが財政上の問題を抱えています。
解決
DXを取り入れたとします。
広域で患者情報の共有 ⇒ 当番制を導入、により、人手・財政問題がクリアできる可能性があります。
実例その1
ホスピス住宅を提供している日本ホスピスホールディングス社はDXに取り組んでいます。
ホスピス住宅は末期がんや難病など緩和ケアを必要とする患者さんが集まって住む住まいです。
・カルテ、個人情報の共有
・カメラを使ってのモニタリング
・スマートフォンを利用したナースコール
・クラウドサイン(遠方でも覚書、レギュレーションに則る親族のサインを数分で発行できる)
参考リンク 看護・介護にテクノロジーがもたらすもの|レヴィアス株式会社 代表取締役 田中慶子×日本ホスピスホールディングス株式会社 代表取締役 高橋正|対談インタビュー|ベンチャータイムス
実例その2
介護予防特化型のデイサービスでどうやって高齢者の皆さんに、運動に対してやる気になってもらうかが課題となっています。
最先端の歩行能力評価ツール「AYUMIEYE」を利用して、健康管理や健康維持を目指す取り組みを行っています。
AYUMI EYEは、歩行状態を「推進力」「左右バランス」「歩行リズム」の3点から分析することと、歩行機能の評価に重要な、「歩幅」・「歩行速度」の測定をすることが可能です。
結果を一緒に見ながら「こんな運動をしていきましょう」と相談をしたり「運動の結果、前より〔推進力〕が向上しましたね!」と利用者のコミュニケーションを産む役割や、評価や記録に使用していた時間を大幅に短縮できる施設側のメリットもあります。
参考リンク 【介護×IT】最先端歩行解析デバイス「AYUMI EYE」を体験してみた。 | KAIGO LEADERS
DXはこれからの施設・デイサービス選びにも関わってきそうです。
参考 看護師1人で最大200人の在宅療養を見守り DXが支える「人手」、国内有数の茶畑でも導入(qBiz 西日本新聞経済電子版) - Yahoo!ニュース