遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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お金持ちのおばあさんと、 自分の高齢のお母さんをすり替える『我らがパラダイス』林真理子

 

毎日新聞で約1年にわたって連載された小説『我らがパラダイス

我らがパラダイス (集英社文庫)

我らがパラダイス (集英社文庫)

  • 作者:林 真理子
  • 発売日: 2020/03/19
  • メディア: 文庫
 
 

 

入居に1億円以上かかる、 お金持ちの高齢者用の施設「セブンスター・タウン」

受付係・細川邦子(48歳)、

看護師の田代朝子(54歳)、

ダイニングで働く丹羽さつき(52歳)、

彼女たちは意識がないお金持ちのおばあさんと、 自分の高齢のお母さんをすり替えることを思いつく、、、というお話。

 

すり替えされた側にしたらとんでもない話ですが、林真理子さんは「泣いて笑える」介護小説 を目指したとのこと。

この小説は「人生最後の格差」を取りあげた社会問題提起にもなってます。

高級老人ホームで快適に暮らすお年寄りもいれば、「下流老人」といわれるように、寝たきりで生活に困っていても特養に入れないお年寄りもいます。

 

自分の高齢な親になるだけ良い環境で暮らさせてあげたい。

そう願う彼女たちの気持ちはわかります。