毎日新聞で約1年にわたって連載された小説『我らがパラダイス』
入居に1億円以上かかる、 お金持ちの高齢者用の施設「セブンスター・タウン」
受付係・細川邦子(48歳)、
看護師の田代朝子(54歳)、
ダイニングで働く丹羽さつき(52歳)、
彼女たちは意識がないお金持ちのおばあさんと、 自分の高齢のお母さんをすり替えることを思いつく、、、というお話。
すり替えされた側にしたらとんでもない話ですが、林真理子さんは「泣いて笑える」介護小説 を目指したとのこと。
この小説は「人生最後の格差」を取りあげた社会問題提起にもなってます。
高級老人ホームで快適に暮らすお年寄りもいれば、「下流老人」といわれるように、寝たきりで生活に困っていても特養に入れないお年寄りもいます。
自分の高齢な親になるだけ良い環境で暮らさせてあげたい。
そう願う彼女たちの気持ちはわかります。