遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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両親に老いを感じたらおすすめ!『健康以下、介護未満 親のトリセツ』カータン

 人気ブロガー・カータンが50代になり、両親のことがブログで紹介されるようになってきました。

それが『健康以下、介護未満 親のトリセツ 』という本になって4月25日に出版されます。

 

カータンが実家の断捨離をしよう!と思ったのは良かったのですが、両親が健在な実家の断捨離はどこも大変なようです(苦笑)

 

カータンはご両親の家に通っている実体験をもとに、

「親の世話を頑張りすぎなくていい、世話する側にも人生と生活があるのだから」

と言っていて、介護する側にはホッとしたり共感するところがあるかもしれません。

 


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カータンがしたお父様の出来事を紹介します。 

 

ヘルパーさんから電話があります。

「お父様に胸に赤い発疹ができて痛がっているので見に行って欲しい」

カータンは姉に頼んで、姉の夫に見に行ってもらいます。

掻きむしったところにムヒを塗ったので痛いのだろうと判断したようです。

2日後、ヘルパーさんから再び発疹をすごく痛がっていると電話が入りますが、姉の夫からは、大丈夫そうだったと聞いています。

 

最終的に、ヘルパーさんからデイサービスの看護婦さんに連絡が入って、

「ヘルパーさんから帯状疱疹ではないかと」

 

カータンがお父様の発疹を確認しに実家に行き、お父様に明日は病院に行くから迎えにくると告げると、

 

「何時になる?」

 

お父様に聞かれて、カータンの怒りが爆発!

 

「そんなのわかんないわよ!」

 

あ~!お父様はどうしてカータンが怒っているかわからないでしょうね。

 

ちゃんとしてたつもりで、うまくいなかったときの何とも言えないイライラと悲しみが混濁した感情がブワッと出ちゃうこの感じ、わかる気がします。

 

カータンの漫画の終わりにそのときの気持ちが痛いほど綴られていて(さまざまな思いで、追い詰められてしまうんだ)と感じました。

 

あと帯状疱疹って、赤い水泡ができるまでお医者さんでも診断が難しいそうで、はやく診せても原因がわからなくて帰されてしまうことがあって、はやく気がつくのが本当に難しい病気なんです。

 

2018年だったかな、ハイヒール・モモコさんが痛みが出てお医者さんに行くのですが原因不明。

 

しばらくして赤い水泡ができて「帯状疱疹じゃないですか?」と周囲から指摘を受けて再び受診し、結局、顔面に出た帯状疱疹が悪化して痛々しい写真がネットにアップされていました。

 

最初の受診時に帯状疱疹の治療を受けられていたら軽症で済んだのに。

 

カータンのお父様の場合、ヘルパーさんも帯状疱疹だと確信したのは水泡が出てからみたいですし、姉の夫が確認したときに帯状疱疹の知識があればピンッときたでしょうが、帯状疱疹を知らなかったのか、ムヒで荒れたと思いこんだのか、気がつかなかったのも無理の無いことだと思います。

  

本当に誰も悪くない!

 

みんながお父様のことを想っている。

 

スマホを持っていれば、LINEを交換するなどして、ヘルパーさんから写真を送って頂くなどの工夫をしていれば、もう少しスムーズにいったように思います。(もしかしたらカータンの当時はそこまで便利な時代では無かったのかもしれませんね)

 

もしくは見に行った姉の夫に写真を撮ってもらうと良かったと思います。

 

他人の介護体験を読んでおくと、実際に自分の身に起きたときに対応できるヒントになるので、読んでおいて損はないと思っていつも読むようにしています。

 

カータンの本が出版されたら見られなくなるかもしれませんが、帯状疱疹のエピソード『誰も悪くないのだけれど追い詰められる』は下記から見られます。

 

関連リンク【高齢な親の問題】誰も悪くないのだけど追い詰められる : カータンBLOG あたし・主婦の頭の中 Powered by ライブドアブログ