岐阜市の病院で、エアコンの故障により入院患者5名が熱中症で死亡した疑いがもたれているニュース。
フロン排出抑制法で業務用エアコンは3年に1回の定期点検が義務付けられています。
問題の起きたフロアのエアコンは昨年に定期点検が実施されていました。
点検時には修理の必要はないと診断。
老朽化したエアコンがこの暑さで壊れたのかもしれないですね。
【事件の大まかな流れ】
エアコンが故障したのが20日。
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エアコンが故障して扇風機で対応。
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26日から28日にかけて熱中症の疑いで80代の入院患者5人が死亡 。
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岐阜市保健医療課は、療養環境が確保できないのであれば、速やかに相談なり報告するよう指導し、病院は29日までにすべての患者をエアコンのある部屋に移動。
エアコンの修理にはやく来てもらえなかったのが残念です。
あれだけニュースで熱中症が騒がれていても、オリンピックは首に水に浸したタオルを巻いておけばいいのでは?という意見をする人もいるくらいですから、施設の責任者や経営者の危機感が足りなければ、今回のような事件が起きてしまうのではないでしょうか。
希望者はエアコンの効いた部屋に移動されたようですが、そうではなく、熱中症のリスクを考え、すべての患者さんをエアコンの効いた部屋に移動するように責任者が指示する必要があったと思います。
しかし、2フロア分の患者さんを他の部屋へ無理やり入れるわけですから、患者さんが部屋に残りたいと希望すれば、現場としてはそれを都合よく利用したくなってしまうのかも。
修理までの数日間のつもりだったでしょうし。
だからと言って、、、なんですが、イレギュラーな事態には経験が問われると感じます。
もしも団塊の世代が現役だったら、とこういう事件が起きる度に思います。
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岐阜市は他の医療機関にも空調設備の点検や整備を指示しました。
このニュースを受けてだと思うのですが、母の入所している施設で、この週末にエアコンの電池などの確認が行われたと聞きました。
自治体から指導があったのか、自主的なのかはわかりません。
とにかくニュースを受けて施設が行動してくれていることに安心しました。
利用者としては「うちは大丈夫かな?」と不安になりますからね。
私は母から聞けましたが、施設でどう対応しているかわからないときは、職員さんにニュースの話題を振ってみるといいと思います。
今年の夏はじめに、母の部屋のエアコンが故障して新品にしてもらっていました。
もしもそれが、猛暑の夜中だったら!と思うとゾッとします。
母は運が良かったな。。。
母の施設では家庭用のエアコンが部屋ごとについています。
定期点検は義務ではありませんが、専門の業者が必要な業務用よりも業者さんはつかまりやすそうなので、修理までに待たせられることは無さそうです。