遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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高齢者がエアコンをつけない理由、わかった気がする。

高齢者がエアコンをつけない理由、わかった気がする。

 

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「エアコンがついてても、半袖で丁度いいくらいなのに、みんな長袖着てるのよ。年寄りになると寒いみたい。。。」

高齢な母も驚くほど、年上の高齢者は寒がりな人ばかりなよう。

長袖のうえに、さらにカーディガンを羽織ってくる人もいるとか!

 施設はエアコンが効いていて、適温にしてあります。

ある日、食堂で食事を待っていると、M子さんが

「窓が開いてるの?寒いわ」

と言いました。

風が吹いてくるので窓が開いていると思ったようです。

「でも、M子さんは長袖着てるのよ!」

寒いと感じているM子さんに母は驚いていました。

母はM子さんに「エアコンがついてるのよ」と教えてあげると、ふーん、という感じで黙りました。

別の日、M子さんは席を立って窓を締めに向かいはじめました。

「みんなで、窓は締まってるよ!って教えたの」

M子さんは少し認知症があるようですが、90歳くらいの方なので、エアコンを使う習慣が無かったのも影響して、窓が開いていると思うようです。 

 

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高齢になると、筋肉の衰えから血の巡りが悪くなって冷え性になりやすいです。

また、動脈硬化などの持病がある場合も、血の巡りが悪くて体が冷えます。

気温は高いのに、高齢者の体感的には「寒い」んです。

母の話を聞いて、高齢者は想像以上に寒がりなんだとわかりました。

なるほど、どうりでエアコンをつけないで高齢者が熱中症で亡くなるわけです。

「エアコンつけてね」と子供が注意を促しても、本人は「暑くない」と感じているわけですから、エアコンをつけないですよね。

その場合、プログラムタイマー付エアコンリモコンや、Wi-Fi学習リモコンで、親の代わりにエアコンのリモコンを操作することもできます。