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滋賀医科大学の調査 車いすで乗車中の事故 過去5年6人死亡

滋賀医科大学の調査 車いすで乗車中の事故 過去5年6人死亡

デイサービスを利用する高齢者は多いと思います。

デイサービスの送迎などで、車いすに座ったまま乗用車に乗って事故に遭った場合、シートベルトをしていても危険なことをご存知でしょうか?

デイサービスや介護士さんは安全に最善を尽くしていますが、車いす用の安全基準を満たしたシートベルトがありません。

 

滋賀医科大学が県内でおととし(2022年)までの5年間に起きた車いすを載せた車の事故について調査したところ、車いすの利用者が事故の衝撃で体を揺さぶられ車内で頭を打つなどして6人死亡していたことが分かりました。

6人はいずれもシートベルトはしていたものの体を適切に固定できていなかったことが原因とみられ、調査を行った専門家は、「安全対策を根本的に見直す必要がある」と話しています。

 

道路運送車両法に基づく国の保安基準では、車いすは車の座席とはみなされず、車に車いすを載せる場合、道路交通法上のシートベルトの着用義務はありません。

ただし、車いすを載せることができる「福祉車両」の一部については車いす利用者が装着できるベルトなどの設置が必要とされていますが、座席のシートベルトのような強度などについての細かな基準はありません。 

 

参照ニュース 滋賀医科大学の調査 車いすで乗車中の事故 過去5年6人死亡|NHK 関西のニュース


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デイサービスの送迎車の事故のニュースで、利用者さんが死亡と流れることがあります。

どのように乗車していたか詳細は語られませんが、車椅子の可能性があります。

 

かと言って、現場から「車椅子用の安全なシートベルトが欲しい」としかるべき機関に訴えて、

「では危ないので、利用者を車椅子からいったん下ろして座席に座らせて、座席のシートベルトを使用してください」と言われかねません。

その方法が良ければ、現場はそうしているでしょう。

だから、グレーゾーンなままなのだと思います。

コストが掛からず、良いアイディアはないでしょうか?

 

私が見学させていただいたデイサービスでは、送迎専門の運転手さんがいました。

資格は詳しくは覚えていませんが、元バスの運転手か元タクシー運転手だったか。

人を送迎するお仕事に長く携わり、現役を退いて、バイト程度に運転手をされているという話でした。

送迎前に、ウィンカーチエック、座席チエックなど車の点検もおこなっていました。

 

デイサービスによっては介護士さんが送迎の運転手をされているところもあるようです。

それがダメということはありませんが、スキルの差はあるでしょうね。

 

2024年2月に廿日市市でデイサービスの送迎車とライトバンが正面衝突する事故がありました。

この事故はセンターラインからはみ出したライトバンがデイサービスの送迎車と正面衝突し、運転手の介護職員の運転に問題はありませんでした。

 

乗用車はデイサービスの送迎用で、運転手の介護職員も含め5人が乗っていました。

高齢の男女2人が死亡し、5人が重軽傷を負いました。

警察はライトバンがセンターラインからはみ出したとみて、事故の詳しい状況を調べています。

参照ニュース デイサービス送迎車とライトバンが正面衝突 高齢者2人死亡 5人が重軽傷 廿日市市 | TBS NEWS DIG (1ページ)

 

バスやタクシーの運転手は対向車線からはみ出る車には要注意しているもので、そういったスキルを持つ人が、送迎車の運転をしていることに越したことはないとは思いますが、人手不足やお金の問題で難しい。

自治体で、送迎車の研修など講習や指導があるといいかもしれないですね。