認知症薬「レカネマブ」保険適用が使えるのは「アルツハイマー病」の患者
認知症薬「レカネマブ」保険適用のニュース、
高齢母も軽度の認知症で薬を服用しているので興味を持ちました。
ニュースを抜粋して紹介アルツハイマー病の原因物質に直接、働きかける新薬「レカネマブ」の価格について、中医協=中央社会保険医療協議会は、患者1人当たり年間およそ298万円と設定し、保険適用の対象とすることを決めました。
レカネマブが使えるのは「アルツハイマー病」の患者で、脳に「アミロイドβ」という異常なたんぱく質がたまっていることが確認できた人に限られます。
今回、薬の投与対象となるのはこのうち、「軽度認知障害」と「軽度の認知症」の人だけです。
認知症の専門医によりますと、レカネマブの投与対象となる患者は認知症患者全体の1割未満とみられるということです。
2つ目の注意点は副作用です。
製薬会社の治験の結果によりますと、およそ10人に1人の割合で
・脳がむくんだ状態になったり、
・脳内でわずかな出血が起きる副作用が確認されたりしているほか、
・中には、より危険性の高い脳出血が起きた人もいて、注意が必要だということです。
3つ目は通院の負担です。
レカネマブは点滴で投与する薬で、一度治療を始めると患者は2週間に1度、原則1年半の間、点滴を受けることになります。
また、副作用を早く見つけるため、脳の画像診断などの検査ができる医療機関で治療が行われることになっていて、対応できる医療機関は限られるということです。
『高額療養費制度 』が適用されるはずなので、上限額は年齢や所得に応じて変わるものの患者の負担額は年間298万円以下にはなるでしょう。
高価な治療法であること、副作用もあることから、積極的に受けさせたい治療法ではないと思います。
しかし、治療の選択肢が増えたのは良いことだと感じます。
まだ働き盛りの若年性認知症の方もいらっしゃいますし。
元脳外科医で、東京大学の教授でもあった夫・若井晋夫が若年性アルツハイマー病に。亡くなるまでのおよそ20年間妻である克子さんが介護。
1973年生まれ、46歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された夫。
母が50代から若年性アルツハイマーに。
対応できる医療機関は限られるとあったので、
認知症薬「レカネマブ」を取り扱いする病院を軽く調べたところ、
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター、もの忘れセンター外来
なんだかすごい病院が出てきました。
このレベルの病院でないと、現在は治療ができないようです。