前立腺肥大症の最新治療機器「Ｒｅｚｕｍ（レジューム）システム」
2022年秋、天皇陛下が前立腺肥大でMRI検査を受けられ「懸念される所見なし」というニュースがありました。
前立腺肥大症は、前立腺が肥大して尿道が圧迫される進行性の病気です。
８０歳以上では８０％を超えるといわれています。
その前立腺肥大症の最新治療機器「Ｒｅｚｕｍ（レジューム）システム」が2022年９月１日から保険適用されています。
薬物治療の効果が不十分で切除手術をためらっている人に知って欲しい前立腺肥大症の新しい治療方法です。
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「Ｒｅｚｕｍ（レジューム）システム」はどんな治療方法なの？
経尿道的に本品を挿入し、先端を前立腺に穿刺した後、加熱した水蒸気を放出することによって、前立腺組織を壊死させて尿道閉塞を改善する手術です。
既存の前立腺肥大症に対する温熱療法とくらべ、水蒸気を利用しているため対流によってムラのない治療効果が実現され、尿道粘膜や性機能温存を可能としました。
治療時間は15分程度。
治療効果は、おおよそ2週間程度、長くても3カ月後には排尿状態の改善が期待できます。
「Ｒｅｚｕｍ（レジューム）システム」特徴
・患者の体への負担が少ないため、全身状態が悪く合併症の危険性が高い人などにも手術が可能になる。
・８０歳を超える高齢者
・抗凝固薬を飲んでいて手術に耐えられない人
・認知症でじっとしていられない人
などにおすすめ
保険適用を受け「Ｒｅｚｕｍ（レジューム）システム」を導入する病院が増えているそうです。
興味のある人は、近くの病院で導入されていないかネット検索すると良いです。
私の父はまだ前立腺肥大症の症状は見られませんが、このような新しい治療法があることを事前に知れたので、もしも必要になったら検討したいと思います。
病院によってはまだ導入されておらず、従来の治療法しか選択肢が無い可能性もあります。
Ｒｅｚｕｍ（レジューム）システムを頭の隅にでも覚えておくと良いと思います。
