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脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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住宅地や農地の浸水を防ぐ「排水機場」の「操作員」約6割が65歳以上の高齢者で大雨 徹夜4日とかキツイ

住宅地や農地の浸水を防ぐ「排水機場」の「操作員」約6割が65歳以上の高齢者

『 ”命の守り手”が 命の危険にさらされる』というニュースを読みました。

 

大雨で溜まった雨水や小さな川からあふれた水など、行き場を失った水をくみ上げ、近くの大きな川へと放流することで周辺地域を浸水被害から守る役割を担う「排水機場」(はいすいきじょう)

排水機場は全国に865施設(2019年時点)。

佐賀県は117施設と最多で、 「操作員」約6割が65歳以上の高齢者です。

 

 排水機場には当時、石井さんを含め70代の操作員が3人いました。

 対応を始めたのは8月11日

長引く雨の間、ほとんど夜通しで作業にあたりました。 

疲労はやがて限界となり、3人は風呂や食事のために交代で家に帰ることにしました。

対応を始めて4日目の14日の夜、1人で作業をしていた時、石井さんは事故に遭いました。 

 

参照ニュース 災害時の”命の守り手”が 命の危険にさらされる - NHK

 


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昔は長くても2、3日で大雨はおさまっていたと思います。

気候変動で長引く大雨が増えています。

排水機場の体制は昔のままだったのでしょう。

しかし、緊急時には自治体にヘルプ要請する、と言った体制さえ無かったのはおかしいように感じます。

 

排水機場の現場の様子を自治体から誰も見に行かなかったのかな。

三者が行けば、これはマズイと思って、現場に人員を寄越したと思います。

見にいかずとも、口頭でも現場がどのような状況か確認はできたでしょう。

そういうことをする人が誰もいなかった、のではないでしょうか。

排水機場の操作員は、業務委託された高齢者がほとんどで、自治体に人員要請するなんてマニュアルがない限り思いつかないと思いますし「自分達でどうにかしなきゃ」って考えていたと思います。

 

大事な命を守る要のはずの排水機場。

なのに現場の体制がこれでは本末転倒だと思いました。

(もちろん体制が整っている自治体・排水機場もあるとは思います)

排水機場は自治体ごとで管理しているとのことですが、危機リスクの共有化などを行い、緊急時のマニュアルと共同作成するなど、排水機場が団結できればいいのに。

こうした仕事は国土交通省になるのかな。

 

アンケートでも操作員の「やりがい」について訪ねたところ、

「地域を水害から守りたい」

という趣旨の回答をした操作員は75人で、この質問に回答した87人のうちの大部分を占めました。

多くの操作員が強い使命感のもとで業務に就いていることを示しています。 

 

参照ニュース 災害時の”命の守り手”が 命の危険にさらされる - NHK

 

使命感のもとに業務についている人たちの、彼らの安全に努めて欲しいと思います。

SNSで佐賀ではないんですが排水機場を訪問されていた議員さんに、施設整備だけでなく、体制の改善をお願いしますと記事と共に送ってみました。

読んで頂けたことはわかりました。