認知症が酷くなってきた。その理由は「寂しい」?
母の施設で一緒に暮らしている入所者さんの認知症が酷くなってきました。
廊下や洗面所で寝ていたり、部屋から叫び声がすることが頻繁になってきました。
「どうしてそんなところで寝るのかしら?」
私が不思議で母に聞くと、
「寂しいんじゃない?」
なるほどね。
寂しい気持ちの中に、不安もあると思います。
襖を隔てて人の気配がする家で育った人だと思うので、施設のような環境の変化では安心感が無いのかも。
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「ぬいぐるみと一緒にベッドで眠らせたらちょっとは違うんじゃないかしら」
私が言うと、どうかしらねぇ、と母。
「じゃあ、大部屋で暮らすほうが向いてるのかもね」
母の施設は個室しかありません。
夫婦部屋はありますが、他人と一緒の大部屋はありません。
「それは他の人に迷惑がかかるでしょ」
「でも、他人と一緒になったほうが大人しくなる人もいるらしいわよ」
そうね、そうかもしれないわね、母も納得しました。
勝手にプランを考えてるだけで、何も変わらないんですけど(;^ω^)
穏やかに過ごせるようになればいいなと私も母も気にしています。
そして母は、認知症予防のために国語と計算のふたつのドリルをやりはじめました。
いつもは毎日、ドリルをひとつしてましたが、他人の症状を見てやらずにはいられない気持ちになるようです。
以前に食堂の席を変えるだけで大人しくなった認知症の方がいらっしゃいます
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