83歳のスパイ、老人ホームに潜入する!
冗談のような本当の話。
映画『83歳のやさしいスパイ』
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老人ホームの内部調査をする探偵が実際にいると知った監督は、さっそく探偵事務所を装って新聞広告を出しました。
「高齢男性1名募集、80~90歳の退職者求、長期出張が可能で、電子機器を扱える方」
そこで選ばれたのが、妻を亡くしたばかりのセルヒオ(83歳)
虐待や盗難などは無いか、実在する老人ホームに潜入して内部の様子を探って欲しいと依頼。
セルヒオは、身だしなみもきちんとしているジェントルマン。
たちまちおばあさんたとの人気者に!
第93回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされるなど、世界各地で高い評価を得ている映画です。
予告でセルヒオが、
「ターゲットを探してみたが、似ている人がいて特定できない」
と報告しているのに笑ってしまいました。
おじいさんにも、おばあさんの見分けがつかない!
確かに、おばあさん達は似ている。
7月9日より全国映画公開です。
関連リンク 『83歳のやさしいスパイ』オフィシャルサイト
セルヒオは、依頼者の母親が老人ホームで虐待されてないか内部調査します。
先日、介護施設に親を入所させている子供から依頼を受けた『介護保険外の仕事を請け負う会社』さんが内部調査をしたところ「虐待確認できました」と報告してて、ドキッとしました。
両親の住む地域の介護施設の話だったからです。
まさか、両親に関係ある介護施設じゃないよね?
結局、どの施設かは明かされませんでしたが、すごく気になる。
日本では高齢者虐待防止法により、養介護施設従事者等による高齢者虐待の状況は、公表されることになっています。
しかし時間が経っても公表されなかったので、行政の調査の結果、虐待とみなさなかったのか。
私の両親は住民票と施設の住所では管轄の自治体が異なります。
施設に入所している高齢者が住民票を移していない場合にも、虐待通報等への対応は施設所在地の市町村が行います。
通報者のプライバシーは守られることにはなっているんですが、田舎だと誰が通報したかバレバレになると思うんですよね。。。
それに施設の数も少ないから、追い出されても困るし通報しにくい、
というのが現状ではないかなぁ。
セルヒオのような内部探偵求人が出る日がいつか来るかもしれない。
電子機器に強いおじいちゃんにぴったりなお仕事です。