老人施設の2月の行事。節分。
節分の日、施設の食堂で豆まきがおこなわれました。
去年は職員の若い男性が鬼に扮してくれました。
今年はなんと入所者さんのおばあさん2人が鬼に!
食事の前に、
やっと歩けるくらいのヨロヨロした鬼と、
カートを押した鬼が登場!
母から聞いて、想像したらちょっと笑えました。
シュールすぎやしないか。
おばあさん2人は喜んで鬼をしたそう。
ノリノリだったようです。
母も楽しそうに話してくれました。
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考えてみれば、鬼に扮していたらみんなから注目を浴びますし、喜んでもらえますから、ひょうきんな性格なら「鬼をやってもらう」という大役を任せるのは本人のためにも良いかもしれない。
「ノリの良いおばあさんがいてよかったね。
そういう人がいると楽しいじゃない」
母もこの意見に同意しました。
「けれど、鬼に豆はぶつけたわけ?」
おばあさんに豆を当てるって、ちょっとねぇ?
「私は足元に投げたけど、当ててる人もいたわよ」
力の無い高齢者がほとんどなので、おばあさんに豆が当たったとしても、痛くは無いと思います。
しっかり厄払いできたと思います。
母の声はいつになくスッキリしていました。
気分が晴れたようです。
豆まきの後、例年どうり落花生が配られました。
食事に恵方巻はさすがに出ませんでした(食べられない高齢者も多いですしね)
その日はクリームシチューで、母は好きなので喜んでいました。