老人介護施設のヘルパーさんにも影響!?『パートタイム・有期雇用労働法』
2021年4月1日からパートタイム・有期雇用労働法が中小企業も適用になっています。
老人介護施設で高齢者の生活を支えているヘルパーさんの多くがパートタイムですから、「自分と関係ないわ~」とは思わずに、母にも話せるように調べました。
これまで雇用形態が違うだけで、
「基本給が低い」
「通勤の交通費が出ない」
「社員食堂や休憩室が使えない」
など、待遇差が生じている企業がありました。
こうした正社員と非正規雇用労働者の間の 不合理な待遇差をなくすのがパートタイム・有期雇用労働法です。
詳細は同一労働同一賃金ガイドラインに示されています。
問い合わせは、各都道府県の労働局になります。
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対象となるのは、
パートタイマー、アルバイト、臨時社員、準社員、契約社員、嘱託社員などと呼ばれる労働者です。
不合理な待遇差の具体例
アルバイトや契約社員にも正社員と同一の通勤手当を支給する必要があります。
アルバイトや契約社員にも、正社員と同様に食堂を利用する機会を与えなければなりません。
父・母の老人介護施設にヘルパーとして働いているパートさんは近所の主婦が多いです。
家庭と仕事の両立をしようと思うと、移動時間が短い方がいいですもんね。
パートタイム・有期雇用労働法によって、パートさんにも交通費が出るようになりますが、車社会の田舎では車で施設に通っている人も少なくありません。
ガソリン代が支給されるようになるのかな。
社員にガソリン代が支給されていれば、パートさんにも支給されることになりますよね。
パートでヘルパーをされる方は、扶養内で勤務する方が多いと思います。
103万円・106万円・130万円の壁があり、超えてしまうと税金の優遇メリットを受けられない恐れがあるので、それぞれ交通費を含んで計算するのかそうではないのか、確認しておくと良いですね。
社会保険で年収を申告する際は交通費を含みます。
所得税の計算の場合、非課税交通費は年収に含まれません。
どのくらいの年収であれば扶養内に収まるのか、会社へ確認しても良いと思います。
このところヘルパーさんは辞めずに働いてくれていますが、施設での人材確保はなかなか大変なようです。
母には「働き者のヘルパーさんには、感謝の言葉を掛けるようにしてね」とお願いしています。