母の運転免許証の返納。 運転経歴証明書の交付申請
母の運転免許証の更新のハガキが届きました。
更新はせず、運転免許証の返納することに決めていました。
母は運転免許証の返納に興味は無く、失効させていいや、と思っていましたが、運転経歴証明書の交付申請をお願いしました。
なぜなら、
平成24年4月1日以降に交付された運転経歴証明書は、運転免許証に代わる公的な本人確認書類として、利用することができます。 参考 運転経歴証明書について|警察庁Webサイト
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本人確認書類として使用できて便利。
しかも期限が無く、一生涯有効です。
参考 身分証明書として使える「運転経歴証明書」の交付(政府広報オンライン)
自治体によっては、運転免許証を返納された高齢者に対する支援サービス(タクシー割引など)が受けられます。
母は返納してもまったく特典がありません。残念。
参考 運転免許証の自主返納をお考えの方へ 〜各種特典のご案内〜 - 高齢運転者支援サイト
運転経歴証明書の交付申請場所
・運転免許試験場
・免許更新センター
・管轄の警察署
など
申請に必要な書類等
・本人確認書類
・ 申請用写真1枚(大きさ縦3cm×横2.4㎝、6ヶ月以内に撮影されたもの)
・手数料
・印鑑
母の運転免許証の返納体験談
1年程前から、警察署の地図と申請に必要な物を知らせるなど下準備をしていました。
母は慣れないことに時間がかかるし、そこまでしないと実行するのが難しい。
けれど娘ですから、なんとなく母の気持ちもわからなくもない。
私もはじめてのことは事前の準備が無いと駄目なタイプだから。
もしひとりが無理なら、一緒についていくとも話していましたが、母は自分でできそうだからやるわ、と言ってくれました。
でもまさかコロナは予測してませんでした。
こんなときに、運転免許証の返納・運転経歴証明書の交付申請に行かなきゃならないなんて!
母は証明写真を撮るために、久しぶりに化粧をしました。
「久しくお化粧してなかったから練習が必要だわ」
ということで、1週間前からお化粧の練習をして本番にのぞんだそうです。
最寄りの証明写真の機械で撮ってもらいました。
これも調べて、よく利用するスーパーの証明写真の機械の場所を知らせていました。
「あんなところにあった?」
気がついてませんでした。
美肌フィルターがついていて、キレイに撮れたようです。
話が少し逸れますが、これ以降、母は再びお化粧をするようになりました。
高齢者はお化粧することで、気分が華やいだりする効果があると聞いているので、思いがけない効能でした。
久しぶりに化粧をしてみると、やはりノーメイクより見栄えが良くなると思ったのでしょう。
また母の施設では、他の入所者さん(母よりかなり年上)もお化粧をしている人が多いのですが、これまでは
「おばあさんになってからもお化粧をし続けるってはしたない」
と度々言っていて、お化粧は男性の気をひくものと思っているフシがあったのですが、段々と彼女たちが「身だしなみ」の一環としてお化粧をしていることがわかってきたようです。
はじめは母の考えがよくわからなかったのですが、思い返してみると、実家周辺の高齢者はお化粧をしておらず、確かにいつまでも化粧をしていると「年甲斐にもなく」という見方をされる風潮があるような気がします。
母の施設に入所されている高齢者は、母とは別の地域の方が多く、都会とまでは言えませんが街の規模が大きく観光地として発展しているので、高齢者であってもしっかりお化粧する人が多いのだと思います。
同じ県内で、さほど地理的には変わらないような気もするんですが、それでもこうして微妙な違いがあるものなのだなと思いました。
母には警察署で運転経歴証明書の交付申請してもらいました。
施設から行きやすい所を選びました。
コロナの影響で、運転経歴証明書の交付申請に訪れる人がいなかったようで、とても空いていて手続きはスムーズだったそうです。
親切な受付嬢が対応してくれたのですが、
「運転経歴証明書が発行されたら受け取りに来て下さい」
えー!郵送してくれないの!?
郵送(有料)を行っている警察署もあるのですが、申請した警察署では郵送は行っていないとのこと。。。
後日、母は警察署で運転経歴証明書を受け取りました。
ちょうど気温がまずまずの日があって、タイミングよく行けましたが、今って昼間の気温が40度近くありますから熱中症など危なかったと思います。
運転経歴証明書のコピーが送られてくる気配が無かったので、
「コピーして送ってね」
とお願いしたら
「いるの?」
「いるわよ」
「なんで?」
母には運転免許証と同じように身分証明書として使用できることは伝えていましたが、まったく飲み込めていない様子でした。
「写真付きの証明書は提示が1枚で済むから何かと便利なの
確定申告に添付したりね」
先日、写真うつりがどうだったか聞かれましたが、まだ送ってもらってないよ?
「えー?送ったはず、、、あっ、手元にまだあった!ごめーん」
やれやれですが、無事に 運転経歴証明書が入手できてよかったです。
代理人の申請も可能ですが、本人が元気なうちに申請してもらえると子供としてはありがたいですね。