父の妹から親戚を代表して「お見舞いに行こうと思うんだけど」と母に電話がありました。(いつも親戚が揃ってお見舞いに来てくれます)
介護施設ではコロナの影響でお見舞いなど面会はお断りしている、と伝えると、
「あら、そうなの」
そんな話を聞いたので
「父が送ってくれた写真付きの手紙のコピーを差し上げてはどう?
ちょうど暑中見舞いを出す時期だし、長男に送っておけばお盆などで実家を訪れた際にみんなに見せてもらえるんじゃないかな」
と提案したら、
「それはいい考えね!全然思いつかなかった!」
母はさっそく長男(父の兄)に手紙を送ることにしました。
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ふと思いついて、
「手紙には、父への気遣いへのお礼と、お身体を大事に、コロナにお気をつけくださいと、先方を気遣う言葉も忘れずに添えてね」
「あぁ、そうね。本当にそうだわ」
結びのあいさつに思いやりの気持ちを添える、なんてことは母も当然知っていますが、父の手紙のコピーを送ることに気を取られて「送ります」で終わりそうな気がしたものですから、念のために伝えました。
母の良いところは「そんなことはわかってる!」と感じ悪く言わないことです。
それどころか感謝してくれます。
あれから親戚から手紙の反応はありませんが、それでいいと思っています。
母が自分の親戚にも、今はコロナで面会を断れている旨を手紙で出したと言いました。
「お知らせする方が親切だと思うから、送ってもらってよかったわ!」と私。
母も褒めてもらえてうれしかったのか、フフフツと電話の向こうで笑いました。
高齢者は、コロナで面会が無理かもしれない、とわかっていいても、曖昧なままにしておくと後ろめたい気持ちを抱えていることもあります。
母がはっきり、面会はできません、と知らせることにより、先方のモヤモヤした気持ちが無くなることでしょう。