遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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高齢な母に『ちびまる子ちゃん』効果!

高齢な母に『ちびまる子ちゃん』効果!

 

冬になると気分の沈む母。

先日、気分転換に出かけた公園で、思いがけず満開のさざんかで気分が上昇⤴

けれども、それだけでは気分⤴は続かないだろうな、と思ったので、

 

そうだ!

 

最近、俳句にハマってくれた母。

 俳句と言えば「ちびまる子ちゃん」の友蔵!

 (友蔵はちびまる子ちゃんのおじいさんです)

 

友蔵は心の俳句を詠むのが面白いんですよね。

母はアニメでちびまる子ちゃんを見たことがあり、友蔵の俳句に笑ってました。

友蔵の俳句教室とか、何かいいの無いかな~。

 

見つけたのがちびまる子ちゃんシリーズの『ことわざ教室』

 

ことわざの説明と、ことわざにちなんだちびまる子ちゃんの4コマ漫画が載ってます。

母は漫画が好きなので気に入ってくれるはず。

本1冊は多いので、図書館でお借りして、数枚コーピーして送ってみたところウケた!

 

「創作のヒントにもなると思うよ!」と私が言ったら、

 「そういう読み方は考えてなかった!オチの持っていきかたの参考にするわ」

 

後日、

 

「あれから話の流れに気をつけて読んでみたら、すごく面白い。

 ちびまる子ちゃんがこんなに面白い漫画なんて今さら気がついた!

 みぎわさんって面白い子よね」

 

母から話題にするなんて、相当ちびまる子ちゃんがツボったみたい。 

コミックのちびまる子ちゃんも、母が笑いそうなエピソードをコピーして送ってみました。 

ちびまる子ちゃんは面白い話が大半なんですが、ちょっと泣けるいいお話もあります。

 

ちびまる子ちゃん14巻(P9)

おとうさんのヒロシが車を懸賞で当てて、その車でドライブに出かけるお話です。

新車の前で家族を待つヒロシを見て、まる子と友蔵がかっこいい!と思うのですが、お姉ちゃんが、

「ばかねぇ、ふたりとも。

 かっこいいのは車だけで、お父さんはいつもとかわりないじゃない」

と冷静(笑)

 

母はこの話をとても気に入って、

「ヒロシのこの感じ、なんだかうちのお父さんにも似てない!?」

言われてみれば父に通じるところがあり、昭和のお父さんはどの家も似たようなものだったのかな。

 

 

 ちびまる子ちゃん9巻(P25~)

 お母さんが献立を考えるのを困っていて、まる子が家族にリクエストを聞いて表にします。

友蔵のリクエストは、

「やわらかければなんでもいい」

その答えに、まる子から

「ほんとうにそれでいいの?やわらかいだけで一生すごすの?」

と言われ、友蔵はハッ!として慌てて訂正する、というエピソード。

 

私はまる子の(やわらかいだけで一生すごすの?)という質問に笑ってしまいました。

母は「まる子と友蔵のやりとりが面白い!」と気に入っていました。

 

ちびまる子ちゃんを読ませてから、なぜだかわからないんですが、母は劇的に明るくなりました。

ちびまる子ちゃん効果すごい!

 

また、昔のことも、

「急に思いだした!」

と言って話すようになりました。

ちびまる子ちゃんの家族のやりとりを読んで、何か脳内スイッチが入ったのかな。

電話すると、ベラベラとよくしゃべってくれるようになりました。

どうした!?こちらが戸惑うほどです。

 

母のツボにはまると面白いほど反応がかえってきます。

打てば響く。

昭和世代にちびまる子ちゃんおすすめです(^o^)/