スーパーでおばあさんが若い男性の店員さんと会話しているのが目に留まりました。
随分と話し込んでいるようでしたが、店は空いてましたから仕事に支障も無いと思います。
ひとり暮らしで寂しいのかな?とも思いましたが、なんとそのおばあさんは店員さんを連れ立ってレジに向かい、段ボール箱を持ってきてもらって荷物をつめ、最終的に自転車まで段ボールを運んでもらい、荷台にくくりつけてもらっていました。
そこまで手伝わせるってすごい!
店員さんは楽しんでお手伝いしてるように見えました。
ははぁ、上手に助けてもらうと、相手もうれしいんだ!
助けてもらうってことは(相手に迷惑がかかる)というイメージがありましたが、そういうことばかりでは無いんだな。
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私が田舎で暮らしていた頃、親切を売りつけるような素振りの人がいまして、後日に倍返しの親切を求めていました。
もしかするとその人は自分の親切は、これくらいの価値がある、と思って見返りを多く求めていたのかもしれません。
「あいつは親切にしても親切を返さない!」と悪い噂をよく流すので、段々と親切をみんな断るようになりました。
タダより怖いものは無い。
まさにそんな教訓となり、私も母も人の親切を鵜呑みに受けることができません。
都会だと、二度と会わないかもしれない不特定多数に親切をすることになるので、相手に見返りはもともと求めてないんですよね。
母に「わからなかったらその辺にいる人に教えてもらいなさい」と言い続けてたら、最近はそれができるようになりました。
人に頼りすぎはいけないけど、高齢になったら人に頼るのも大事だなと、母を見てて思います。
先日ニュースで『高齢3遺体、71歳妻殺害逮捕、介護の苦労漏らす』事件がありました。
義父(93)、義母(95)、足が不自由な夫(70)を殺害したとして殺人容疑で逮捕された容疑者(71) は、老々介護をされていて、近所の方は「最近、体調を崩して疲れた様子だった」とのこと。
とても胸が苦しくなるニュースでした。
このまま私が倒れたらこの三人の世話をどうしよう。
そんな風に追い詰められたんじゃないでしょうか。
夫が数年前まで建設会社の社長を務め、10年ほど前に選挙で区長をつとめていたというのがネックだったかも。
立派な人ほど建前を気にしますから、親を施設に預ける選択肢はもともと無く、妻がどうにかしなけれならない状況にしてしまっていたのかもしれません。
なんで?施設に預ければいいじゃん、と思うかもしれませんが、世代や土地柄で考え方が全く違うんですよね。。。
私の母も、たまに「え!」となるような意見を言いますから。