遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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スーパーで会計を済ませ荷物を整理していると

 

スーパーで会計を済ませ荷物を整理していると背後からおばあさんの声が聞こえました。

「あら、そうですか」

どうやらおばあさんが出したお金が足りないらしい。

おばあさんは財布からゴソゴソと小銭を取り出す。

それでもまだ足りなかったようで、再びゴソゴソ。

やっとお会計が終わって、

「どうもね!」

おばあさんの元気な声。

 

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荷物の整理が終わって振り返ると、シルバーカートを前にしたおばあさんがレジ前でバッグに財布をしまうのに手間取ってる。

後ろのレジが終わりそう。

カゴの中身は大したことないけれど、カゴの上のすみに鰻のパックが斜めに置いてあって落としそう。

シルバーカートを引きながらカゴを移動するのは大変かもしれない。


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ちょっとお節介かなと思いつつ、

「カゴをあちらへ運びましょうか」

とおばあさんの返事もそこそこに、カゴを台に運んだ。

さっきまでおばあさんの動作はゆっくりだったのに、ササッと私の後ろについてきて、

「どうもありがとう」

ニコッと笑った。

おばあさんは可愛らしい感じがあって、だから手を差し伸べやすかったかもしれない。

情けは人の為ならず、で母に還元されるといいなと思う。