年末に母の施設に新しく入居者がありました。
入居したご本人は自宅で年を越したかったかもしれませんが、
年内に入所できて、ご家族はホッとされたのではないでしょうか。
年末年始ゆっくり過ごされたと思います。
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年明けから悲しいニュースが目につきました。
85歳母親と56歳長男が死亡、無理心中か 東京・立川(1月7日)
東京都立川市幸町2のアパート1階の一室で、帰宅した住人の夫(89)が、同居の妻(85)と長男(56)が室内で倒れているのを発見した。
立川署によると、一家は3人暮らしで、夫は「病気で寝たきりの長男を妻が介護していた」と説明しているという。
妻のそばには血の付いた包丁が落ちており、妻の日記とみられるノートには「息子を殺して自分も死にたい」という書き込みがあった。
長男に目立った外傷はなかったという。
85歳とご高齢になると、56歳の長男をこの先残して逝くことを考えたのかもしれないですが、そうした心の内を他人が察するのは難しいですね。
立川市のホームページを見ましたら、都市だけあって福祉も充実しているように見えました。
85歳のこの方が長男の介護をはじめた頃には無かった仕組みができて便利になってきているように感じましたが、「他人に迷惑をかけたくない」という想いが強い世代だったりして、うまく活用できていなかったかもしれないと思いました。
92歳母親を殺害、60歳長男が無理心中か 「母の世話に疲れた」遺書残す(1月11日)
京都府警北署は11日、京都市北区の民家で、住人の女性(92)と長男(60)の遺体が見つかったと発表した。
長男が女性を殺害し、無理心中を図った可能性が高いとみている。室内には「母の世話に疲れた」という趣旨の遺書が残されていたという。
参照リンク 92歳母親を殺害、60歳長男が無理心中か 「母の世話に疲れた」遺書残す(京都新聞) - Yahoo!ニュース
60歳長男は真面目でお母さん想いな人だったのではないでしょうか。
お正月はサービスをお休みするところも多いでしょうし、お正月気分を味わうことなく介護に専念されたのかな。。。
京都市は借金8500億円、10年以内に財政破綻の危機、というニュースがあるくらいですし、もともと福祉に力を入れているイメージはありません。
「母の世話に疲れた」というくらいですから、サービスを利用していたとしても、それで間に合ってなかったのでしょう。
長男に話し相手でもいれば、気分的に違ったかもしれない。
人ってちょっとしたことで救われたりしませんか?
私は閉店間際のスイーツ屋さんで「おまけつけときますね」って言われて、落ち込んでた気分が明るくなる、そんなことがしょっちゅうです。