遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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父の「大丈夫」は大丈夫じゃない

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「風邪を引くといけないから、何か羽織ったほうがいいよ」

母が父に言っても「大丈夫」と言って、よく風邪を引いてました。

昔からそうです!

今は「大丈夫じゃないから、はい!これ着て!」と強制的に上着を着せます。

施設には、

「聞くと必ず断りますので、やっときますね、と言ってやっちゃってください」

とお願いしています。

介護のマニュアルとして、選択肢を尊重する云々というのがあるんですが、父にはほぼ不要です。

以前に、寒くなってきたので追加の布団を用意してくれたのですが、

「いい」

と断ったので、部屋の片隅に置かれたままになっていました。

事情を知った母が「なんで断るの。お願いしますって言わないと」と父に諭していました。

 


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先日、高校生が藪の中に倒れている80代の男性を救ったニュースがありました。

 

5人は8月23日に校外実習先の農場へ自転車で向かっている際に、市大川の市道脇のやぶに男性があおむけに倒れているのを発見。声を掛けると「大丈夫」と返事があったので一度は実習に向かった。  実習後、確認すると男性が同じ状態でいたため再度声を掛け、住所などを尋ねると「分からない」と話したため警察に通報、男性を救助した。  参考リンク

やぶの中におじいさんが倒れている 高校生が80代男性救助 一度は「大丈夫」と言われたが…再確認し警察へ - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

 

 男性はあおむけに倒れているのに「大丈夫」と返事していました。

「大丈夫」と言われたら、変わった人なのかな、と思って放置してしまうかも。

高校生はこんなコメントを残していました。

 

「最初見つけた時は(男性のところに)行かないでおこうかなと思ったけれども、あの時行かなかったら亡くなっていたかもしれないので、行って良かった」と話した。 

 

行かないでおこうと思った!

おじいさん危機一髪!

高校生は見つけたとき「怖い」っていう気持ちもあったと思うんですよ。

世の中にはいろんな人がいるから。

認知症の授業では声掛けの実習がありますが(どうしよう)と思ったときの対処は教えてないのかな。

悩んだときは、警察・先生に報告する、など誰かに話してみるといいと思います。

 

田舎ですと大抵は知り合いなので、声を掛けないということはまずありません。

そういう根っこからの田舎感覚が抜けないので、困ってるのかなと思ったら、私は声を掛けてしまいます。

道に迷っている人にお声がけすることがありますが、大抵はびっくりされるので、あぁ、またやってしまった!と思います。