『エクソシスト』など映画の巨匠・ウィリアム・フリードキン監督(1935年生・87歳)が7日、心不全と肺炎のためロサンゼルスでお亡くなりになりました。
フリードキン監督は1935年、ロシアによるユダヤ人虐殺からアメリカへ逃れた家庭で生まれ、反権威主義的な映画を通じて、善と悪の曖昧な境界線を描き続けました。
エクソシストは1973年の作品。
今でもあの伝説のシーンの衝撃はなかなかありませんね。
エクソシストは悪魔祓いが注目されがちですが、
神父のプライベートな悩みも描かれていて、大人目線で見るとまた違って見えるかと思います。
神父の母親が体調を崩し、入院してしまうんです。
現在とはいろいろ事情や考えが違うけれど、神父も自分の母親の世話について悩んでいて、いつの時代もそうした悩みがあるのだなと思います。
若い頃はそうした場面を見ても「ふーん」って感じで見てたけど、
大人になって「そうか、そうだったのか!」と感じることもあります。
Youtube動画 ウィリアム・フリードキン監督が語る『エクソシスト』の制作過程
映画『ウィリアム・フリードキン:リープ・オブ・フェイス』予告編
ウィリアム・フリードキン監督の映画「フレンチコネクション」も代表作。
実際にあった麻薬密売事件を基にした映画で、
アカデミー賞では作品賞を含む5部門に輝き、自身も監督賞を受賞。