遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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母が夢か現実かわからなくなった瞬間。

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母の元へ「令和2年分公的年金等の受給者の扶養親族等申告書」が送られてきました。

 

去年に返送しているので、今年はあらかじめ記入されていました。

 

母は「変更なし」に丸をして返送しました。

 

なんて簡単!!

 

「去年も記入しておいてくれればよかったのに」

 

母はブツブツ言っていました。

 

そしたら急に「そう言えば、、、」と話しだして、ひとり言のように要領を得ない話をしだしました。

 

そのうち母自身も自分が変な話をしていると気がついて

 

「あら?あら?夢だったのかしら?」

 

えーーーー( ゚Д゚)怖い

 

「きっと夢だったのねぇ。現実かどうか区別がつかなかったわ」

 

母は陽気にそう言って電話を切りました。

 

慌ててその症状をネットで検索してみると、

 

レビー小体型認知症の方が、夢と現実と区別がつかないことがあった

 

と読んでヒヤリ。

 

しかし、母にレビー小体型認知症の症状が見られないことから、さらにネット検索してみると、

 

高齢になって、変わり映えの無い日々を送っていると夢か現実かたまにわからなくなることがある

 

と書いてる人がいました。

 

認知症までではないけれど、老化によってそのような症状はお年寄りによくみられることだそう。

 

そんなとき、母から届いた手紙に

 

ヘルパーさんだけが忙しそうに動き回って、耳の遠いお年寄りに大声で話をしていて、毎日が静かに過ぎていきます。

 

とありました。

 

賑やかさそうな施設の様子が浮かぶんですが、母は静かな生活だと感じてるんだなぁ。

 

急に気温が下がって母の調子も少し悪かったのかなと思いますが、手紙の字も昔よりキレイではなくなり、少しづつ認知症の症状が出ているようにも思います。

 

母の老いを感じて寂しい気持ちになりましたが、歳を取ったら当たり前と思って受け止めています。

 

母には「認知症になると空間把握が難しくなるから字がマスに入りきらなくなったり、線からずれて書くようになっちゃうの。だから、なるべく空間を意識して書いてみて」と伝えてから、はみ出たり、妙に斜めに書くことはなくなりましたが、字のキレイさだけは浮き沈みがあります。