介護老人保健施設について私の体験談も交えて紹介します。
介護保険施設とは、介護保険サービスで利用できる公的な施設で、要介護の認定を受けた人が入所の対象です。
要介護1~5の人が対象 。
介護度によって金額に差はありますが概ねの内訳は以下のとうりです。
入居時に一時金は必要ありません。
介護費用 + 居住費・食費 + 施設サービス費 + 日常生活費=約10~15万円
部屋が多床室、ユニット型、ユニット型準個室、従来型個室によって居住費が異なります。
介護老人保健施設の費用が高いと感じるときは 「居住費・食費」をチエックしてみて下さい。
低収入の人には軽減措置があります。
「介護保険負担額認定証」の交付を役所で受ける必要があります。
あくまでも目安ですが、費用が月あたり6万円程度になります。
介護老人保健施設はリハビリテーションを受けながら自宅復帰を目指す施設です。
自宅復帰を目指す施設なのですが、特養老人ホームの待機に利用するケースが多いです。
そのため入所者が移動するので空きが出やすい施設です。
介護老人保健施設によっては、自宅復帰を目指していない場合は入所の優先順位を下げることもあります。
在宅復帰率が高ければ高いほど介護報酬が高いという理由があるからです。
施設の方針によって異なります。
自宅復帰を目指す施設なので、入居期間は基本3~6ケ月程度となっています。
しかし、施設側が延長を許可すれば引き続き施設でお世話になることができます。
ある施設に問い合わせたところ、入所者の様子や家族の希望を考慮して延長される場合が多いとのことでした。
また施設が待機待ちで混雑していない場合は延長されやすいようです。
その施設では長い方で2年間ほど入居されているとのことでした。
延長にも限度がありますので、いつかは退所しなければならいと認識しておいてください。
入居期間の長い人から退所のお願いの声がけをしていると話していました。
施設を決めたら、施設から申し込み用紙をもらい自分で直接提出します。
複数の施設に申し込むことができます。
問い合わせ先の施設では、施設が延長を許可できない場合は前もって退所のお願いをするとのことでした。
また、ケアマネージャーが相談にのり次の受け入れ先が見つかるようお手伝いもしてくれるとのこと。
一時的に別の介護老人保健施設や有料老人ホームに移動し、その後、再び同施設に戻って来るように考慮してくれる場合もあるようです。
介護施設を複数経営しているようなところであれば対応もスムーズかもしれませんので、施設選びのヒントにしてください。
施設によって対応が異なりますので、長く入所していたい場合は事前に話を聞いておかれると良いと思います。