母のために要支援2でも入所できる施設を探すことになりました。
要支援2でも入所できる施設は「ケアハウス」の自立型です。
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ケアハウスは家族との同居が難しい高齢者や身寄りがない高齢者が軽費(無料または安い費用)で利用できる、食事付きの施設です。
ケアハウスは各部屋にキッチンがついている自炊タイプと、食堂で食事を提供するタイプがあります。
高齢者の食事付きマンションや、食事付きの寮のような施設を想像していただければと思います。
入居資格は60歳以上で、介護認定は必要ありません。
介護が必要になったら退所しなければなりません。
母にひとり暮らしをさせるのは不安だけど、 簡単な身の回りの世話は自分でできます。
しかし火を使うような調理が難しく、食事の栄養バランスも悪いです。
ケアハウス・自立型はそんな母にぴったりな施設です。
費用面でも老人施設の中で負担が少ないほうなのでおすすめの施設です。
いいなと思ったケアハウスに電話したところ、
「待ち(待機人数)もいっぱいで空きはなかなか出ないです」との返事。がーん!
いろいろケアハウスを調べてわかったのが、
・そもそもケアハウスの数が少ない。
・希望する立地に無い。
・満員。
・待ち人数も多い。
いろいろあって半年後に同じケアハウスに電話したら、
「急に空きがたくさん出たので、申し込みをして頂ければ入居できるかもしれません」と言われました。
「待ち人数も多いですが春ほどでは無くなりましたし、お断りされる方もいらっしゃいますので思ったよりははやく順番が来ると思います」
半年で随分と事情が変わるものですね!
待機待ち人数が多くても、申し込みをしておけば順番が思ってたよりはやく来る可能性があることがわかりました。
しかし、入所できる確約が無いので、冬前に入所させたい母にはケアハウスの空きを待つのは無理だと判断しました。
ケアハウスのホームページに、月々の費用などは掲載されているけど、その他に発生する細かい費用について記載がないところも多く見られました。
それは電気代や洗濯についてです。
電気代は個別徴収になっているところが多いと感じました。
地域によって寒暖差があるのでどれくらい電気代がかかるかわかりませんが、平均して月々1~1万5千円の予算が必要でしょうか。
ケアハウスに質問してみるのも良いと思います。
電気料金を一律で徴収しているケアハウスもありますが、冬や夏には冷暖房費として数千円別途徴収する場合もあります。
洗濯機はコインランドリーで有料なところが多かったです。
洗濯機が無料で使用できるケアハウスもあります。
ケアハウスの入所の際に電気代、洗濯機、その他に何か生活費で発生する料金はないか詳細を確認されたほうが良いと思います。
ベッドは持ち込みもOKなことがほとんどですが、レンタルもあれば提携している業者を紹介してくださいます。
そのケアハウスを気に入るかわからないので、最初はレンタルを利用して様子を見て、長く住めそうだったらベッドを持ち込んでも良いと思います。
ケアハウスは比較的元気な高齢者が暮らす施設なので、外出は自由です。(門限があるところもあるかもしれません)
ケアハウスから仕事に通っている人もいました。
駐車場を借りて車に乗っている人もいますし、自転車で出かける人もいます。
自立型のケアハウスは介護が必要になったら退所しなければなりませんが、なかには十年以上暮らしてる方もいらっしゃいました。
ケアハウスによっては訪問者(家族)を部屋に泊めることができ、布団のレンタルサービスもあります。
レクリエーションに力を入れているケアハウスでは外出を企画していたり、菜園のあるケアハウスでは野菜を育てることができます。
郊外のケアハウスはスーパーまでも距離があるため、週に1度の買い物ツアーなどを無料で設けていることもあります。
買い物癖のある高齢者は、あえて近所に店のないケアハウスを選ぶのもいいと思います。
遠出のレクリエーションは利用料が発生することもありますが、施設によって頻度も内容も異なります。
施設によって特徴があるので、入所する人の好みに合った施設を選ぶのがおすすめです。