脳梗塞で片麻痺になった父。特別養護老人ホーム?それとも介護老人保健施設?
父は2ケ月半の治療の末、退院できることになりました。
すると、病院付きのケアマネージャーから、
「特養(特別養護老人ホーム)が空いていますので、そちらに入所しませんか?」
と勧められました。
父は介護度4だったので、特養に入所できる条件を満たしていました。
普通なら「ありがとうございます!」だと思います。
なぜなら特養は、
・介護度が下がらない限り、施設にずっといられる
・月額利用料がリーズナブル(施設によって利用料は異なります)
・待機人数が多いので、なかなか入所できない
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しかし、脳梗塞で片麻痺になったばかりの父には特養の入所にリスクがあります。
・リハビリの結果、介護度が下がるかもしれない
・特養は自立支援が中心なので、リハビリに期待できない。
足腰が弱り、寝たきりになるリスクが高そう。
介護度が下がったら、別の施設に入所させなくてはいけません。
そうなったら手続きをすればいいだけの話なんでしょうが、
遠方に住んでいるため、即座に対応できません。
すごく悩みました。
そのケアマネージャーさんはお若い方。
気になっているリスクを伝えて、介護度が下がっても大丈夫で、リハビリに重点を置いている「介護老人保健施設に入所します」と話したんですが、理解してもらえなかったようで、不思議そうにしてました。
きっとこれまでの患者さんは喜んで特養に入所していたのだと思います。
そんなに変なことを言ってるのかなぁ?と不安になりました。
ケアマネージャーさんは続けて言いました。
「退院後も病院で定期的な検査が必要です」
勧められた特養は、病院と提携していました。
そのため定期的に病院へ診察に行くようなシステムが出来上がっていました。
なるほど、今後の診察のことがあってその特養に優先的に入所できるようにして下さったようです。
特養は待機待ち人数が多くても、緊急を要している場合など、利用者の状況によって順番を優先してもらえます。
ありがたい申し出ですが、その特養にちょっと不便や問題を感じていたこともあり、やはり介護老人保健施設に入所させたいと思いました。
候補にしている介護老人保健施設にはリハビリを専門に行う理学療法士が常駐していたのも大きな理由です。
「先方の施設に提携している医療機関がありますから、そちらで引き継いでもらえないか聞いてみます」
入所予定の介護老人保健施設のケアマネージャーに確認してもらい、お医者様からOKがでました。
しかし、引継ぎが上手くいかず。
詳しいことはわからないのですが、多分なんですが、他の医療機関へ移動するのを快く思ってなかったのだと思います。
受け入れ先の施設のケアマネージャーさんが、催促の電話をしてもなかなか対応してもらえないとかボヤいていて、スムーズに手続きできないようにされている印象を受けました。
都会の病院なら他の医療機関へ移動するのは珍しいことではないと思うので、事務的にテキパキと対応してもらえるのではないかなと思いました。