運転手不足で全国でバス減便、背景にバス運転手の“低賃金” のニュース。
バス業界が大変というのはカンブリア宮殿「日の丸自動車興業 社長 富田浩安」で聞いていました。
そんななか、日の丸自動車興業は丸の内エリアや日本橋エリアにて無料巡回バスを運行しています。
すごくない!?
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思うんですが、背景にバス運転手の“低賃金”の問題の前に、
免許の問題があると思うんですよ。
バスの運転に必要な免許は「大型二種免許」が必要です。
大型二種免許取得の費用を調べると、約50万円。
大昔は「免許取得費用を会社が出してくれて取得したらバスの運転手として働くことができるシステム」があったと記憶します。
高校を卒業したら普通免許取って、それから大型二種免許とってバスの運転手になる人が多かったように思います。
当時は高卒であれば普通免許の費用も出してもらえたとか、聞いたような。
日の丸自動車興業のバスの運転手募集(正社員)の募集要項を見ますと、
・必要技能等 大型二種免許
・未経験の方には大型二種免許の資格支援制度有
とありました。
今も大型二種免許の資格支援制度はあるんだ。
日東交通も大型二種免許が取得できる養成制度(費用会社負担)がありました。
ただし普通免許は実費で取得しておく必要があるっぽい。
そこ!
そこなんですよ!
普通免許取得の実費が現代の若者にはハードルが高い、と聞きます。
普通免許から大型二種免許取得の費用の負担があれば、バスの運転手も増えるのではないかなと思いました。
あとは給与の値上げは難しいでしょうから、昼食や夕食、寮の完備など福利厚生が充実しているといいですね。
私の実家の田舎では1980年代からバスの運転手不足があったと記憶します。
当時、バスの運転手は花形の職業で長距離バスなどで荒稼ぎができたと聞きます。
そんなときに田舎のバスの運転手になろうという人は若手はいなかったんですね。
そこで町は住宅を格安で貸したり、お昼に弁当が支給するなどして、40代くらいの運転手を確保していました。