映画『パーフェクトケア』(感想レビュー)
シカゴの金融機関で40年働き、悠々自適な退職後生活を楽しんでいる高齢者ピーターソン。
物忘れや記憶の混乱の診断。
彼女は独身で、頼れる家族や血縁関係はいない。
そんなときサポートするのが法定後見人。
やって来たのは美人の法定後見人マーラ。
映画『パーフェクトケア』
なるほど「完璧なケア」ね。
第78回ゴールデン・グローブ賞 主演女優賞受賞(ミュージカル・コメディ部門)
マーラはピーターソンの家を訪問し「裁判所命令なんです」
あっという間に高齢者を介護施設送りにしてしまう。
手際の良さが怖っ!
ところがガラッと展開が変わるから面白い!
ブラックコメディ映画でした。
法定後見人とは?(日本)
認知症や精神上の障がい等により意思能力が不十分な人に対して適用される保護制度を
法定後見人と言います。
家庭裁判所への申立てによって選ばれた後見人が、本人の代わりに財産や権利を保護する役目を担います。
参照リンク 法務省「法定後見制度について」
スポンサーリンク
法定後見人のマーラをロザムンド・パイクが演じています。
スタイリッシュなファッションを着こなして素晴らしい。
それもそのはず、彼女は映画『007/ダイ・アナザー・デイ』でボンドガールでした。
映画『プライドと偏見』では引っ込み思案な美人姉を演じてて、悪徳な法定後見人マーラとは正反対なキャラクターに驚くと思います。
映画で「身寄りのない高齢者」が登場しましたが、日本でも近年、身寄りのない高齢者の増加傾向です。
それに伴い、入院時の身元保証や葬儀などを一手に引き受ける民間サービスでトラブルが相次いでいます。
岸田文雄首相は8月7日に「安心して民間事業者による身元保証などのサポートを受けられる仕組みを作る」と語りました。