日本では美男俳優の代名詞と言えるほど人気の高い二枚目スター、俳優アラン・ドロン(Alain Delon)(87歳)
映画 『太陽がいっぱい(Purple Noon)』(1960)などが有名。
2021年、ドキュメンタリー番組にアラン・ドロンが出演し、
「同居している日本女性、ヒロミは、療養中ずっと一緒にいてくれました」
日本女性、ヒロミとパートナーの関係にあるそう。
そんなヒロミがアラン・ドロンの子どもたち、3人に告訴されました。
アラン・ドロンの子供は、別れた奥さんとの間の子供。
親の恋人に財産をとられるのではないか、と子供たちが躍起になって追い出そうとするやつでは。
子どもたちはヒロミを「付き添いの女性」であり、恋愛関係にあったことはないと主張していますが、20年以上に渡りヒロミはアランの「伴侶」であり、2006年から2023年7月5日に立ち退きを命じられるまで、仏ロワレ県ドゥーシーにあるアランの自宅で一緒に暮らしていたといいます。
参照記事 アラン・ドロンに「モラハラ」と告訴された日本人女性、39ページの文書で反論 子どもたちは「老いた父の世話をしなかった」 - ねとらぼ
フランスは知らないけど、日本なら法律上の妻であれば最期まで住める「配偶者居住権」があります。
過去記事
妻が最期まで住める「配偶者居住権」とは?長男も知っ得!(相続税対策)約40年ぶりの民法改正をわかりやすく説明! - 遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし
今回の騒動の発端は、アラン・ドロンの誕生日ランチパーティーの席で、アントニーとヒロミが口論をはじめたことだったようだ。
アントニーは父親が入院しなくてはならないほど激しく転倒したのに自分たちに黙っていたことをヒロミに責めた。
参照記事 「私はアラン・ドロンのパートナーです」告発された同居人の日本人女性“ヒロミ”、反論を開始(フィガロジャポン) - Yahoo!ニュース
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20年くらい前でしょうか、
アラン・ドロンに会えるツアーがフランスであり、
ランチにぶらりとアラン・ドロンがやってきて、ちょっと肩を並べて帰る、そんなぼったくりなツアーだけど、ファンは生アラン・ドロンに会えて感激している、
と聞いたことがありました。
アラン・ドロンも落ち目でそんな仕事しかないのだろう、と同情的な意見もあったけれど、それはヒロミがコーディネートした仕事ではなかっただろうか。
でも、ウィキには「1980年代には、パリ旅行のメインとしてドロンと一緒のディナーを楽しめるという団体ツアーも企画され、日本から50,000名が参加し大きな話題を呈した。」と、立派な内容しか書いてない。
ヒロミと子供3人の主張は、当事者でないと事情がわからないだけになんともいえない。
ヒロミはもしかしたらアラン・ドロンから口止めされて転倒したことを子供に言えなかったかもしれないし、子供も父親に知らせるようにお願いしておくのが良いと思う。
ヒロミは介護・世話したし、長期間パートナー関係にあるから遺産をもらってもおかしくないとも思えるし、子供は今まで父親のもとで稼いできたのだから充分だろうと思っているかもしれないとも思える。
フランスはパートナーでも結婚と同等と認められると聞きます。
日本では内縁の妻・事実婚では認められないことがたくさんあり、
なかでも相続については相続権が無いので、生前贈与しておく、内縁配偶者を受取人とする生命保険に加入しておくのが良いと聞きます。
内縁配偶者へ遺贈する旨の遺言書を作成しておくこともできますが、公的なものでないとトラブルになるでしょう。
アラン・ドロンは遺言書を作成しているでしょうか。
近年のアラン・ドロン