以前に、高年齢者雇用安定法の改正(70 歳までの 定年の引上げなど)について触れましたが、「ぜひ!働いて欲しい」という人にはお声が掛かるもので、
島耕作が社外取締役を依頼された新刊『社外取締役 島耕作』が10月21日に出版されています。
なーんだ、漫画の話か、と思われるかもしれませんが、
2019年の会社法改正により、有価証券報告書の提出義務を有する監査役設置会社は社外取締役の設置が義務付けされました(会社法327条の2)。
会社法改正により、社外取締役の需要があるところにはあるんです。
島耕作は74歳。
私の両親とほとんど変わらない歳で、現役バリバリはすごい。
「81歳の平均年齢まであと7年か」
そういう意識も島耕作はちゃんと持っていて、人生設計のビジュアルがはっきりしています。
島耕作は人生をゆっくりしようなんて気は今のところ無いようですね。
7年でやるだけやってやる!って感じ。
そういう気力があるほうが若々しく生きられるとは思います。
企業の会長は社外取締役が意見すると、
「お前ら外部の人間になにがわかる!」
と発言するタイプ。
いる!いる!
でも、外部の人間だからこそわかることもあると思います。
内部の人間が「当たり前」だと思っていた悪習慣を指摘することもできる。
反対に内部の人間が「普通」だと思っていたことが「素晴らしい」と発見され、より発展させることができたり。
これって、介護の世界にも通じてるのではないかな。
外部の人間、つまりケアマネや地域包括センターの職員などが家庭を見聞して、適正なアドバイスをするのって、社外取締役的な役割な気がしました。
島耕作の「お荷物かもしれないが、まだボケてはいない」というセリフが印象的でした。