遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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勤続年数5年以内の退職は損になるかもしれません

 

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会社には退職金制度はありますか?

退職金制度のある人は、勤続年数5年以内の退職は損になるかもしれません。


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退職金は退職所得控除を設けたり、税負担が軽くなるよう配慮されています。

しかし、2021年度の税制改正で、退職金への課税が、勤続年数5年以内の短期退職手当に対する所得税増税となっています。

 

でも、その退職金が、退職所得控除後の金額が300万円以下であれば、今回の税制改正の影響を受けません。

 

どうやら、外資系の企業が節税対策に「月給を少なくし、退職金を多くする」という手法を多用していたらしく、今回の税制改正になったようです。

 

役員等以外の勤続年数が5年以下である方が令和4年1月以後に支払を受けるべき退職金のうち、その役員等以外の勤続年数に対応する退職金として支払を受けるものについては、1 150万円と2 退職金の額から300万円に退職所得控除額を加算した金額を差し引いた残額との合計額が課税退職所得金額となります(退職金の額から退職所得控除額を差し引いた残額が300万円以下の場合は、その残額に1/2を掛けた金額が課税退職所得金額となります。)。

 

役員等勤続年数が5年以下である方が支払を受ける退職金のうち、その役員等勤続年数に対応する退職金として支払を受けるものについては、退職金の額から退職所得控除額を差し引いた残額が課税退職所得金額となります。

 

参照リンク 退職金と税|国税庁

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近年、退職金制度の無い会社も多く、関係ないぜ!と思われる人も多いかもしれませんね。

 

あれはドラマ『不信のとき〜ウーマン・ウォーズ〜』だったか、石黒賢さんが一流企業に勤めていて、妻が離婚の際に退職金を慰謝料として全部持っていく話がありました。

 

数千万円の退職金でした!

 

そうなのよねぇ、終身雇用時代は数千万円の退職金なんてザラにあったと思います。

 

原作は有吉佐和子の小説『不信のとき』 

 

有吉佐和子の小説では「恍惚の人」をご存じな人も多いのでは。

本作は認知症をいち早く扱った文学作品です。

1972年の年間売り上げ1位、194万部のベストセラー。

この小説で認知症などが注目されるようになったそうです。

 

真夜中に、獣の唸り声を聞いた気がして昭子は眼を覚した。

最初はまだ自分が夢の中にいるのかと寝呆けていたが、声が階下で、茂造が悲鳴をあげ、戸を叩いているのだと悟ると、反射的に飛上り、階段を駈けおりて行った。

薄い明りをつけておいたので、茂造が庭に面した硝子戸に蜘蛛のようにはりついて震えているのが見えた。

「お爺ちゃん、どうしたんですか、お爺ちゃん、しっかりして下さい」 

 

参照リンク 有吉佐和子「恍惚の人」