「遺体を堆肥にする」サービス、コンポスト葬
アメリカで自然葬「コンポスト葬(堆肥葬)」のサービスが2020年11月から始まっているそうです。
コンポスト葬(堆肥葬)の方法
葬儀を終えた遺体は、マメ科植物でできたオーガニックウッドチップが敷き詰められた容器に入れられる。
さらに堆肥化を促進させるために、二酸化炭素や窒素、酸素、水分などを制御できるカプセルの中に入れられ、そこでバクテリアなどの微生物を増殖させて腐らせる。
遺体は、およそ30日をかけて分子レベルで分解され、土へと還っていく。
その後は2~4週間かけて土を硬化させる。
最終的には、遺体1体あたり85リットルほどの土壌ができる。
この栄養豊富な土壌は、園芸用堆肥に使われたり、ベルズマウンテン保護林に撒かれて森林を構成する要素になったりして、新たな命を育む源泉に生まれ変わる。
同社によれば、火葬や土葬と比較して、コンポスト葬を選択した場合は1トン以上の二酸化炭素を節約できると試算している。
気になる価格だが、同社のコンポスト葬は5500ドル(約60万円)。
米国では、一般的には火葬費用が6万円程度、葬儀から遺体安置施設の利用料、納棺料、墓地代などを含めるとトータルで死後の費用は平均550万円ほどかかる。
その点、コンポスト葬では火葬費や墓地、墓石代などが不要で、割安感はありそうだ。
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もしかして、コンポスト葬は各ご家庭でできるのでは!?と思ってしまいました(;'∀')
そんな冗談は置いておいて。
後処理がきちんとできるなら、コンポスト葬も良いと思うけれど、アメリカと違って広大な土地の無い日本ですと、どこに堆肥を撒くかそれも課題になりそう。
受け入れ先で風評被害も起きそうです。
エコでいいと思うけれど、コンポスト葬に近い古来の方法も確かありますよね?
沖縄とか近いんじゃないかな。
日本で火葬が浸透したのは、ざっくり言えば「土葬する土地が無くなってきた」ので政府が火葬を推進しました。
しかし、その火葬が今度は二酸化炭素の排出云々を言われるようになるとは。
考えさせられました。