遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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母の「無くし癖」行方不明のポチ袋。

 

先日、オマケに牛柄のポチ袋を頂いたので、

切手を入れて、父宛に使えそうなハガキと一緒にクリップで留めて、

手紙と一緒に母へ送りました。

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母から何も言ってこないので、

「ポチ袋が入ってたと思うんだけど」

「入ってた」

「なかに切手を入れておいたけどわかった?」

「え!切手が入ってるの?あとで見ておくわ」

袋の中をまったく見なかったらしい。

他人には「中身までしっかり見るべきよ!」と言うのに自分はできないのか。

袋に「切手が入ってます」とまで書いておかなければいけなかったようです。

じゃあ、後で見ておいてね、と念を押して電話を切りました。

 

数日後、切手を確認したか聞くと、

「すっかり忘れてた」

母も高齢になって忘れることが多くなった、というわけでなく、以前からこういう性格なので、高齢による衰えなのか見極めが難しい。

それから母が言うには、

「しまっておいたと思ったところに無い。どこへしまったのかしら」

これも母の常套句。

認知症がはじまったら、誰かが盗んだと言いはじめるところでしょうが、まだ大丈夫。

 

「探してみるわ。大邸宅に住んでるわけでもないのに、どうして無くなるのかしら」

母は片づけが下手。

施設に入所して部屋がひとつになり、モノも最小限しか持ち込まずリセットしたはずなのに、それでもポチ袋が行方不明とは。

モノが増えているから見つからないのでは?と考えてゾッとする。

 

翌日「思い当たる所を探したけれど、見つからない」と母。

「モノを探すついでに、掃除もできていいでしょ」と言ったら、

「余計に散らかった」

 駄目だこりゃ。

「どこにしまったかわからないなんて、ほらね、お母さんがときどき突拍子もないことをするってことが自分でもわかったでしょ?」

母は、デへへ、と苦笑いしました。

年内にポチ袋は見つかるでしょうか。