高齢母、捨てられないズボン。
母が「ズボンの整理をした」と言うので、詳しく聞いてみたところ、
「サイズが小さくて入らないズボンが混じってて、
着替えに困るから、履けるズボンをわかりやすいところへ置いた。
もうクッチャクチャなの」
母は片付けが苦手。
「履けないズボンは捨てたら?」
「・・・痩せたら履けないかなと思って」
母はズボンを捨てられずにいる。
施設に入所して数年経つけど、1キロも痩せてない。
ウォーキングをして「体が締まった」と言い続けてるけど、本当ならズボンが履けているはず。
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「お母さんが痩せたときは具合の悪くなったときよ!」
母は「そうかもしれない」と笑う。
履けないズボンは新品というわけではなさそう。
「リメイクして巾着作るとか?」
「生地がごわごわするからちょっとねぇ」
裁縫が苦手で、リメイクするにも限度がある。
「捨ててね」と電話を切ったけど、あの感じだと捨てないに違いない。
古着のリサイクルステーションを探したけど場所が遠すぎる。
メールで「サイズの小さいパンツ、と書いて袋か箱に入れて気が済むまで置いとけば?」
これまで着られる服と混じってたのがダメだと思うので、
完全に別で保存してもらえば、ずっと手をつけてないモノとわかるはず。
次の機会に捨てやすいかもしれない。