サービス付き高齢者向け住宅で虐待のニュース!
逮捕容疑は、12日午前7時35分ごろ、千葉県匝瑳市内のサービス付き高齢者向け住宅で、入居者の女性(91)の左腕を殴り、けがをさせたとしている。
午前10時ごろ、同市の職員が署を訪れ「鈴木容疑者(68)が入居者を虐待しているようだ」と通報。
市職員と署員が施設に駆け付けたところ、けがをしている入居者がいたため、逮捕に至った。
役員の犯行となると、隠蔽されてもおかしくありません。
通報されて何よりでした。
市職員が通報したとのことで、おやっ?と思って調べると、
『高齢者虐待を受けたと思われる高齢者について、発見者からの 通報(又は高齢者自身による届出)があったときは、市町村はその事実確認 を行う』
手順になっているそうで、必要があれば警察に届け出をするとのこと。
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『サービス付き高齢者向け住宅』は、私の印象では高級なイメージがあります。
料金を調べると、ちょっと良い所のお家で無いと暮らしを維持するのが難しい感じ。
コンシェルジュが常駐している高級なサービス付き高齢者向け住宅が多い気がします。
電球の交換もしてくれて、かゆいところに手が届くサービスが受けられます。
この千葉県匝瑳市内のサービス付き高齢者向け住宅がどれくらいのレベルかはわかりませんが、他の施設より手厚いサービスを受けられると期待して入所されてると思います。
『サービス付き高齢者向け住宅』で暮らせば安心、
と思っていたご家族や、ご本人もショックだと思います!
厚生労働省で、
平成30年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果
というのがあるんですが、
介護施設従事者による虐待と判断された件数は、 621件、相談は2,187件。
前年度より増加してますが、高齢者も増加しているでしょうから、割合的にはどうなのかしら。
でも、虐待されてて気がついた件数がこれだけあり、気がついてないケースもあると思われます。
もちろん大半の介護施設従事者は献身的にお仕事をされてることと思います。
しかし、信頼や個人の道徳心に頼っていては、虐待は無くならないと思います。
虐待が発生できない取り組みが必要だと感じます。
カメラの設置以外に、何か良い方法があればと思うのだけれど。
母の暮らす施設では、足腰は弱っているけれど頭のしっかりされた入所者さんも多くいらっしゃいます。
「家政婦は見た!」並みに、よーく見てらして、コソコソ話をされるほどお元気です。
そんな感じで、入所者さんが監視カメラ並みに目を光らせてくれているので心配はしていません。
ところが父の施設は、入所者さんのほとんどが自力で生活できない介護レベルで、認知症もかなり進行された方が多いです。
コロナの影響で御見舞い客もいませんから、父の施設で何かあったことはありませんが、こうしたニュースを聞くと不安になります。
参考リンク 厚生労働省・平成30年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果