遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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父の入院する病院へ行く(脳梗塞の翌日)

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 父が脳梗塞で倒れた知らせを受けた日の夕方。

父の意識が戻り、しばらくして私が来てないのか聞いたそう。

その姿を見て母はやっぱり病院に来て欲しいと電話してきました。

親戚もいくら遠方に住んでいるとは言え、私が来てないことを不思議に思ったようで母もようやく変だと言う状況に気がつき「ハハハッ、、、」と苦笑いするしかなかったそう。

父は倒れた当初より良くなってきていて、話せるし意識もハッキリしていると母が言うのでホッとして電話を切りました。

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翌日の14:00。

病院へ行くと父は薬が効いて昏睡状態で顔色がとても悪い。

血の気の無いのか、強いて色を言えばグレー。

生きてる人間の顔色では無い。

ほどなくして父は目を覚まし、よく来てくれた、と言ったようだけれど聞き取れませんでした。

言葉がうまく話せない状態だったのです。

これには正直ショックを受けました。

母から電話で聞いたよりも随分と状態がひどいじゃないの!

父は母に飴が欲しいと言い、母が持ってないから持って来るね、と返事しているのを見て、飴なんか食べていいのだろうか、とぼんやり思いながら父の姿を眺めていました。

 

父は右半身に後遺症が出ていて手のひらはグーを握ったまま動かず。

瞼も右目がうまく開かず、母が、開けてられないの、と言って手動で開けようとしたり陽気な声で話していて、今から思えば病室の空気を少しでも明るくしようと努力していたのだと思います。

父を眺めていたとき、母の目にうっすらと涙が溜まった瞬間がありました。

母も相当なショックを受けてるけれど、表面に出さないようにしているようでした。