遠くの両親(介護保険施設)、わたしの暮らし 

脳梗塞で父が倒れ介護保険施設の生活をスタート。遠方で暮らす両親とわたしの日々


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本音を隠す母。

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 父が脳梗塞で倒れたと母から電話があって、すぐにそっちに行く、と言ったら母が、ちょっと待って、と。

お父さんの意識がまだはっきりしないから来てもらってもねぇ。

家族が倒れたらとにかく駆けつける、それが一般的だと思うんですが母の考えはちょっと違いました。

え、でも、、、とにかく行くよ?と言っても、母自身も混乱しているので「来てもらいたくない」と言われ見合わせることに。

母のこの感覚を理解するのは難しい。

けれどもしばらく経ったあとで母がお父さんのあんなひどい姿は子供には見せられないと思ったと言ったのです。聞いて納得。

そういうことか!

 

親(70代)の世代は病気などマイナスな情報を伏せる傾向にあります。

風邪を引いて寝込んでいても、治ってしばらくしてから教えてくれたりします。

まだ教えてくれるならマシで秘密にされることもあり、数年、いや数十年経ってから話の流れでポロッと出て知ることもあります。

両親が子供には心配かけたくないという気持ちが強いのは知っているので怒ったりしないようにはしていますが、本音を隠されることで困惑してしまう場面に遭遇することがあります。

 

今回もどうして母はあのときそう言ったのだろうか?としばらく悩みましたし、聞いた後で、強引にでも行けばよかったとも思いました。

よく考えてみると急変してそのまま父が亡くなることもありえたわけですし。

私もまた親の気持ちを優先してしまい親の言うことに従ってしまいがちです。

親の前だと子供になってしまうのです。

しかし優先するべきは親の気持ちでは無い時期に来たのだとハッとしました。

 

ポイント

両親が高齢になったら判断すべき優先事項が異なる場合があります。

両親任せにしないように心がけるのは大事です。