認知症の行方不明者捜索に密着 。大阪府警察本部・人身安全対策室
厚生労働省によると、2040年には国内の認知症患者数が584万人を超えると予測されており、社会全体で見守る仕組みづくりが求められています。
大阪府内では去年2016人が行方不明になっています。
多い!
そのうち未発見が14人、死亡した状態で発見されたのが19人です。
ということは、1983人が無事に家に帰宅できているようです。
大阪府警察本部に設置された専門集団、人身安全対策室の特集がありました。
この組織は行方不明者やDV・虐待事案などについて24時間体制で対応しています。
特に認知症の行方不明者は、事件や事故に巻き込まれる危険性が高く、「特異行方不明者」として優先的に捜索されます。
人身安全対策室について調べると、2019年に設置し、70人態勢で対応しているとありました。
無事に家に帰宅できた認知症の行方不明者は、人身安全対策室の働きが大きいようです。
参照記事 大阪府警5千人異動 人身安全対策室を設置 - 産経ニュース
午後6時40分、認知症の90歳の男性が行方不明となり、警察に届け出がありました。
翌日未明、男性は自宅から16キロほど離れた高速道路で歩いているところを発見され、無事保護されました。
16キロも歩いているとは!
87歳の男性が行方不明となり、警察が捜索を開始しました。
男性は杖を使わなければ歩けないため、自宅周辺を重点的に探しましたが、その日は見つけることができませんでした。
男性は翌日、大阪・高槻市内で発見されました。
自宅から10km離れていました。
杖がないと歩けないのに10kmも歩いていた!
しかも道中で転んで怪我もしていました。
自治体で貸し出ししている、見守りタグ(GPS)などの紹介がありました。
困っている人は、担当ケアマネージャーか役所の福祉課などで、貸し出しが無いか、無ければどこか推薦してもらえないかなど相談されると良いかもしれません。
福祉用具を取り扱うレンタル屋さんでもそうしたサービスを提供しているところがあるかもしれませんね。
動画・【行方不明者を探せ!】 自宅から16㎞の高速道路に...24時間!認知症の行方不明者捜索に密着 大阪府は全国2位(テレビ大阪)