心臓病で娘に余命10年の宣告。
「10年も研究を重ねれば理想的な人工心臓ができるかもしれない」
父・坪井宣政(大泉洋)は次女・佳美を救うべく、知識ゼロから自らの手で人工心臓を作ろうと挑戦します。
娘のために頑張るお父さん!!
ノンフィクション作家・清武英利の
『アトムの心臓「ディア・ファミリー」23年間の記録』が原作です。
予告・映画『ディア・ファミリー』【6/14(金)公開】
モデルとなったのは東海メディカルプロダクツの会長 筒井宣政とその家族。
公式・開発ストーリーが公開されていますが、映画のネタバレ内容を含みます。
人工心臓の挑戦にはじまって、東海メディカルプロダクツでという会社を設立し、現在では、
IABPバルーンカテーテル 、
冠動脈治療に使用されるPTCAバルーンカテーテル、
透析治療に使用されるPTAバルーンカテーテル、
肝臓治療に使用されるマイクロカテーテル、
脳血管治療・大動脈治療に使用されるオクリュージョンバルーンカテーテル
など 、さまざまな製品を製造されています。
海外製品もありますが、東海メディカルプロダクツの製品は、日本人の体形に適応している特徴があります。
これにより、合併症のリスクの軽減などの効果があるそうです。
なんてすごいことなんでしょう。
思えば電車の優先席で、心臓のペースメーカーに影響を及ぼす危険があるので周辺では携帯を使用しないで下さい、といった注意を見かけるようになった時代がありましたよね?
(そんなに心臓にペースメーカーをつけている人がいるのだ)
と驚いた記憶がありますが、筒井宣政さんの開発の影響だったのかな。
高齢母と仲良くしてくださっているSさんが、3年ほど前心臓の手術をしました。
詳しい手術内容はわかりませんが、この映画と無関係ではないだろうと感じました。
Sさんはかなり高齢です。
それで心臓手術を受けると聞いたとき、母は「ギョッ!」と驚いたそうです。
はるか昔の心臓手術では、体が耐えられなとか、胸をざっくり裂くイメージがあるからです。
しかし、カテーテルで済むような心疾患の手術であれば、高齢者でも受けられるのです。
Sさんは手術で体力は奪われたものの、心臓からくるしんどさは軽くなったようでした。
手術を受けなければ、あの年に亡くなっていてもおかしく無い身体でした。
ここ数日の猛暑でSさんが急激に弱ってきていると母が言います。
母は心配して見守っていますが、食堂で食事を自分で食べられているそう。
「まだまだ大丈夫よ!」
母にはそう言いましたが、心不全などは突然くるのでわかりませんね。
でも私は自分で食事ができているうちは大丈夫の範囲だと思っています。