主演・沢田研二さん、共演、松たか子さんの映画「土を喰らう十二ヵ月」を見ました。
なんと映画でふたりは恋人同士でした。
田舎の素朴なお話と思っていたので、ちょっと驚き。
料理を担当した土井善晴さん。
映画の料理が本になっています。
主人公・ツトムは13年前に妻を亡くしています。
長野の山荘で、畑仕事をしながら暮らす作家。
そこへ通ってくる編集であり、恋人の真知子。
ある日、ツトムは病気で倒れ、恋人の真知子との関係を考えたようです。。。
歳の差カップルに驚いたけど、考えてみたら、
きっとそれなりに過去に売れていたであろう作家が老いて、
余生に寄り添ってくれる若い女性がいるのは、男の理想ではないかしら。
描かれてはないけど、真知子がいたから、ツトムは妻を亡くしたあともあのように生きてこれたのではないかな。
高齢な父も、可愛らしい理学療法士さんの前ではカッコつけていて、
特に父のような世代は女性の前でカッコつける気がします。
それが、生きる力へ繋がるのではないか。
男性に限らず、高齢女性もイケメンの理学療法士さんが来る前は、
念入りにお化粧するそうです。
母は「おばあさんがバカバカしい!」と嫌悪感を抱いていますが、
生きる力へ繋がっている気がします。
先日、母が「検査した男性が若い人だった」と言ったので、
「あらよかったね(若い男性を見かけることが普段無いので)」
「なーにが?おばあさんだからそっけないものよ!」
と言うので、
「どうせ怖い顔して検査を受けたんでしょう?
緊張するとお母さんは怖い顔(真顔)になるから。
愛想のあるおばあさんなら、相手も愛嬌を返してくれるわよ」
母は「怖い顔」に思い当たったみたいで、
「あなたよくわかるわね!」
と大笑いしていました。